うつの病因
うつの病因の仮説として、生物的なものとしては脳にある海馬の神経損傷が言われています。これには先天的なものと後天的なものが考えられます。
また、うつの心理的な要因として考えられるものには、性格的な几帳面さ、生真面目さ、責任感の強さなどといったものがあるようです。
また、人付き合いがよく、社交的で温厚、けれども優柔不断な人、決断力がない人、融通が利かない人などがうつにかかりやすい性格といえるでしょう。
うつは一度回復しても、再発の恐れもあるのがその特徴
精神疾患としての代表的なうつの有病率が2%ほど、生涯のそれでは6.5%ほどとも言われています。
そして、うつに罹患した場合、半年程度の治療で回復するのが60から70%、1年以上かかる場合が25%くらいと言われています。
さらにまた、うつは一度回復しても、再発の恐れもあるのがその特徴で、1年以内に再発する患者さんが40から50パーセント、一生で考えると90パーセントというかなりの率になってしまいます。
うつはかなり一般的な精神の病
うつにかかると、抑うつ気分によって、不安や、焦燥感や、悲しみが高まり、精神活動が不調に陥ります。また身体的にも、食欲不振、不眠といった症状が表れます。
うつの原因としては、さまざまなものが考えられていますが、生理学的には脳内物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)の不足によるものと見なされているのが一般的です。
うつのその時点においての有病率は2%ほどと言われていて、生涯の有病率となると6.5%ほどとも言われています。その有病率から見ても、かなり一般的な精神の病と言えるでしょう。