悲しい出来事が2つ | はしれ走のサッカー、芝生メモ(リー)

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サッカー三昧の自称永遠のアスリート苦笑
社会人サッカーに、息子のサッカー応援、テレビ観戦の日々。
芝生は最近放置しがちですが
、それぞれ自分メモ的に綴ってます!

昨日、悲報が2つありました。

一つ目は長崎総科大附属高校の小嶺監督が亡くなられたこと。
ブログでも書いていましたが、長崎総科大附属高校としては、はじめて選手権初戦を突破し、2回戦も堀越相手に走り勝ち、1ー0で勝利。3回戦は東山に敗戦してしまいましたが、小嶺監督のサッカーは脈々と受け継がれていました。

しかし、体調不良とのことでベンチに小嶺監督の姿はなく、年末のインタビューの様子でもかなりお痩せになられていたので、もしかしたら病を患われているのかなとも思ってましたが。。


島原商業高校の監督時代から小嶺監督のサッカーを見てきましたが、公立高校である国見高校で6度の優勝を飾られたのは、同じく6度の優勝をしている帝京高校と比べられないほどの重みがある計り知れない偉業だと思っております。


教鞭をとられながら、自費で購入したマイクロバスを運転し、練習試合で遠征し、夜は指導者同士で酒を酌み交わしながら、指導方法について教え教えられの関係を築かれた、まさに指導者の鏡ですね。高校サッカー界では帝京高校の古沼監督(今は矢板中央高校のアドバイザー)と並ぶ神だと思います。


高木、永井、三浦淳、都築、大久保、徳永、平山兵藤、、と数々のJリーガーを輩出し、高校3年間でサッカーだけでなく、人間性も磨き上げてこられた素晴らしい、不世出な監督です。

部員を自宅に住まわせたりと、ずっと支えてこられた奥様もとてもとても苦労されたと思います、監督と共に功労者だと思います。


島原商時代からずっとみてきた自分としても本当に残念で、悲しい出来事です。。 

小嶺監督、安らかにお眠りください。
心からご冥福をお祈りいたします。


2012年12月、常葉学園橘対長崎総合科学大付 ベンチ前で笑顔を見せる長崎総合科学大付監督の小嶺忠敏さん




そして、二つ目は、本日行われる選手権準決勝に出場予定であった関東第一高校の登録選手の2名から、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことがわかりました。
大会規定により登録選手30名以外の予備チーム(14名)での出場を行うかどうか検討した結果、関東第一高校が出した結論は、出場辞退。

罹患した選手を批判することは間違ってますし、恨むべくはコロナウイルスです。
本当に残念でなりませんし、選手たちが一番悲しんでいるわけですから居た堪れません。

しかし選手権の出場辞退とは衝撃ですね。ましてや世間の耳目を集める準決勝ですから前代未聞です。サブチームでも強豪校なんで出ればいいのに、という意見もあるかと思いますが、これも選手、監督、コーチ、学校が下した判断でしょうから、仕方がありません。

相手の大津高校は不戦勝による決勝進出となり、休息、練習時間が多く取れるため、本日行われる青森山田対高川学園の勝者より有利だという声も聞こえ始めましたが、そこはサッカーに携わってきた方々であればわかるかと思いますが、メンタル的にも、このような形での不戦勝というのはなんとも気持ちの乗れるものでもありません。
タフな日程であっても、勝ち上がってきた!という勢いは、特に高校生年代などでは重要なファクターであったりしますよね。


兎にも角にも、悲しいお知らせが届いてしまった高校サッカーに関する出来事。

事実なので受け入れるしかありません。



いろいろな思いを持って、本日の準決勝を
観戦させていただきます。


両チームの選手には本当に全力を尽くして悔いのないサッカーをしてほしいです⚽️