数回書いているこの記事。
客単価を上げる最も簡単な方法として、買い物カゴを売場の通路に設置すること、と書いてきた。
なんだ、そんなことかと思った人もいるかもしれない。
しかし、実施していない小売店が過半数だ。特に食品スーパーの実施率は低く、ドラッグストア、100円ショップが続く。
しかし、私が関与したお店はもちろん、最近食品スーパーを回ってみると、設置箇所を増やしたお店が目に付くように感じる。
当初、やらない理由として、売場の通路が狭いから、ということを関係者から聞いていたが、設置してみたらどうという事は無く、その風景に慣れたというところだろう。
(ちなみに写真はドンキホーテ、随所に設置されており、客単価の高い理由が分かる気がした)
さて、今回はもう一つ挙げたい。
10月1日から、消費税は10%となった。
食品は軽減税率が適用されるから、食品が主戦場である食品スーパーはあまり関係がない、と素人は思うかもしれない。
しかし、消費者の防衛意識は強く、日用品やサービス料金は10%になるわけだから、食品に限らず、買い物にかける金額は安くお得に済ませたい、という思いはより強いであろう。
小売り側としては、消費者に負担感を強く見せないために、プライスカードへ税別表記のほうを大きくし、見かけ上安く見せることに腐心している状況だ。
そんな中で、客単価が上がる簡単な方法を紹介する。
それは「プライスカードを正しく付ける」ことだ。
さて、これを読んで「当たり前だろ」という声もあると思う。
しかし、多くの小売店を回って、消費者としても分かることだが、
・プライスカードが付いていない
・特売時のプライスカードと併用して付いており、今の値段がどちらか分からない
・消費税8%時のプライスカードのままで、真の値段がわからない(食料品以外、酒売り場で見られる)
・特売商品コーナーには安いプライスカードが付けられているが、通常売り場の値段はそのまま
など、結構不備が多い。
もちろん、最初はきちんと取り付けていたのであろうが、お客さんが商品を取った拍子に外れてしまったり、特売が終わっての入れ替え時に通常分も捨ててしまったり、いろいろなアクシデントもあると思う。
しかし、それは毎日売り場をくまなく点検し、プライスカードが一つ一つ付いているのか確認するべきである。
それは社員に限らず、アルバイト全員である。
中には気が付いていても、自分の担当売り場でないから放っておこうという人もいるかもしれない。
こうした単純なこと、一つをしっかりすることで取りこぼしを無くしていく。
それが単価アップに繋がるのである。
プライスカードをキチンとつける。これを売り場に関わる人全員に徹底させて欲しい。