君だけにきこえるラブソング | KAZのブログ

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闘病生活を送るミュージシャンの卵たちの支援活動を行うボランティア音楽プロデューサーKAZのリハビリ日記。

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フォロワーの方、たまたま通り掛かり足を止めてくれた皆さん、こんにちは



我らが阪神タイガースが遂に借金を完済しましたラブ


開幕カードのヤクルト戦で7点差を引っくり返されて以降、悪夢の9連敗を喫し

17試合終了時点ではナント1勝15負1引き分けと言うとんでもない悲劇に見舞われましたが



先日、遂に勝率を5割に戻したのでありますよ



アカン優勝してまう爆笑



ケンタッキーのカーネル・サンダース

お店の中にしまった方がヨロシイでっせ?



あ、あと、くいだおれ人形も引っ込めた方が良いかも知れません



大阪の皆さん

くれぐれも道頓堀に飛び込まんようにして下さいね

危ないし汚いしケガでもしたらシャレになりませんからね


まあピッチャーが良いですわね

打撃陣はイマイチですがピッチャー陣がみんな素晴らしい


しかも

タイガースにはまだ一人、最終兵器がいるんです



その名は


高橋遥人




かの前監督、金本知憲氏が

『コイツの球は打てない』とベタ褒めした逸材であります


しかしこの高橋遥人

ケガに悩まされ続けてるんですよ

デビューから毎年どっかかんか故障してまして

それさえなければ年間15勝は勝てる凄いピッチャーなんです


見た目は気弱そうな若者なんですが

いざマウンドに上がれば一転、ジャイアンツから15奪三振を奪う怪物くんなんですよ

どんなにピンチにも動じない強心臓の持ち主なんですが

唯一のピンチが勝ち試合でのヒーローインタビューなのはファンの誰もが知るところ

オドオドし時折どもりがちに喋る姿にファンはメロメロであります


そんな開幕9連敗を喫しファンの誰もがガックリ来た今シーズン前半でしたが

何が辛かったって、テレビに映る矢野監督の憔悴しきった顔ね


こんなハズではなかった

と思い通りにならない苦しみに耐えていた事でしょう



俺も皆さんもね

そんな時ありますよね

生きてれば好不調の波は必ずやって来ます


さっきまで順調に上手く行っていたのに

急に何をやっても上手く行かなくなる事なんて良くありますよ



俺は時々このブログにも書くんですが


『人が絶望と思う事は案外そうではない』



と思ってるんですよ


あーダメだ

やる事なす事上手く行かへん

と、もがき苦しむ事ってありますが

そんな時はもがくのを止めましょう

ジタバタせずやり過ごすのが一番

苦しい時、パニックになった時って何とかしなきゃ何とかしなきゃって動こうとするけど

一番良くないと思います

ダメな時って無理に何とかしようともがけばもがく程、悪い波に飲み込まれてしまう

人間って案外、なるように出来てるものです



皆さんもそうだろうし俺もそうだったけど

苦しい時なんかいっぱいありました

 今にして思えば良く生きて来たよな、って事だらけでした


これは俺が書いた小説『君だけにきこえるラブソング』のモデルとなった人のお話



十代の頃

恋人のようで恋人ではない、そんな微妙な関係の女友達がいまして

彼女は白血病だったんですが

デート場所は決まってガン病棟でした

こんな薬臭の強い所にいるなんて、俺なら気が狂うに違いないと思えるような空間でした



そんな彼女は二人が出会って4ヶ月後に亡くなったんですが

彼女が亡くなった日、その日俺は東京に来ていたんです

俺のバンドが東京で開催される音楽祭の本選に選ばれたからです


結果は4位でした

本番が終わり会場隅に見付けた公衆電話から彼女のいるガン病棟に電話を掛け彼女に繋いでくれるよう頼みました

4位入賞の報告を一番に伝えたかったからです



しかし

電話口に出たのは彼女の父親だった

その瞬間、俺は悟ったんです

彼女が死んだ事を


あの日

震える手で受話器を握りしめながら見つめた

窓の向こうに映る夕陽を今も忘れない



俺は彼女の事を4ヶ月しか知りませんが

彼女は俺の事をずっと前から知っていました

父親の転勤により転校を繰り返す彼女に友達らしい友達はいなかったんですが

ある日、地元のFMラジオから流れる俺の歌と出会い

一度で良いから会ってみたかったと後に聞きました

彼女の聴いたその歌は俺のオリジナル作品ではなかったんですが、ラジオから録音したカセットテープは彼女の宝物でした



俺は絶望と言うか呼吸をするのさえ苦しい毎日を過ごさなければならなかった

当時18歳の俺は、まだ18だってのに何でこんなにも生きる事が苦しいんだ、ってもがき苦しみました

泣きすぎて目から血が溢れ出るような錯覚を起こすんですよ


この先ずっと

この苦しみが続くのかと想像したらいっそのこと死んだ方がマシとさえ考えていたんですが

生前、彼女が真顔で話してくれた言葉が俺を生かしてくれました



『遅かれ早かれアタシは死ぬけど、アナタは精一杯生きなきゃダメなんだからね』



どんなに絶望と思えたとしても、きっと生きて行ける


きっと何とかなる


俺がそうだったように

アナタもきっと生きて行ける


人生の苦難も

阪神タイガースの逆転優勝も


まずは信じる事から始めよう



今宵の逸曲


RANDY CRAWFORD(ランディ•クロフォード)


ONE HELLO


白血病で亡くなった友人がラジオで俺を知るきっかけとなった『ONE HELLO』のオリジナルを歌っているランディ•クロフォード。
日本では1991年に放映されたフジテレビのドラマ『もう誰も愛さない』の挿入歌『スウィート•ラブ』で有名かと思う。
『ONE HELLO』を初めて聴いた時はまだ中学生だったかな?凄い良い曲だなって、いつか自分で歌ってみたいなと思っていて、後のバンドでカバーが実現したんですよ。
ロッド•スチュアートを意識して歌ってみたんですが、これがなかなか評判が良かった。
俺のバージョン(音源)は行方不明ですが、ランディ•クロフォードの 歌を皆さんにも気に入ってもらえたら嬉しいです。



https://youtu.be/fAOdN8JubHk