【「悪党」に代わって「善党」が誕生します‼️】
人の目を気にするな!
船井▶︎ 平和になってしまうと困る人たちがいることはわかりますが、そんな考えの人たちはひと握りなので、恐れることはないでしょう。
西園寺▶︎ マスコミも、たとえば100万人に一人くらいの割合でしか起きない出来事を大騒ぎして報道するから、人々の心に不安や恐怖が根づくのだと思います。
報道を見た一人ひとりが、不安や恐怖の連鎖にはまってしまう。
不安と恐怖を煽るようなひと握りの人たちに対して、あるいは「お金が社会に循環する仕組み」をつくり、人類を支配しようという企みをしているひと握りの人たちに対して、大勢の善意ある人たちが徒党を組んで強くならなければいけない時期に来ていると思います。
恥を知らない、世間が何をいおうが関係ない、社会のルールなんて関係ないと考え、他者をいじめ泣かせる人は確かに強いですよ。
逆に知的レベルの高い人というのは、ともすれば弱い。
「人はどう思うだろうか」「これは間違っているけどいえない」と、何かと世間の目を気にしすぎる嫌いがあります。
悪人のことを「悪党」と呼ぶように、彼らは徒党を組むから、ますます強い影響力を及ぼします。
善人には「善党」という言葉がないように、徒党を組まないから弱い。
だから、もっと善人が集団として強くなれば、悪の影響力を断ち切ることも可能になるはずです。
これまで善人が弱すぎたのではないでしょうか。
船井▶︎ そのとおり。 「人の目」を気にしている間は、絶対強くなれないですね。しかし気になるものでもあります。
西園寺▶︎ 悪人の強みというのは、人にどう見られているかなんて全然気にならないところですね。
そういう人は、心の中に恥やモラルが欠けているから、平気で人を殺すことができるし、周りが嫌がるような発言や行動も平気でできる。
「汚いこと」ができるというのは、要するに何をしても心が痛まない、傷つかないということです。
逆に善人には 「良心」があるから、心が痛むし傷つく。
だからまず 「真理」を知ること。
真理を知れば、自分の行っていることが正しいと確信をもてるようになります。
確信がもてれば人の目も気にならなくなるし、いつでも堂々と自分を貫き通すことができるでしょう。
真理というのは、「人間は本来、善なるものである」という事実です。
そこをみんな徹底してつかんでいけば、たとえ表面は悪に見えても、よくなるプロセスの中にいるということが理解できるから、どんなに悪い事態に直面しても、恐れずに信念をもって対処できます。
『心配不要、これからよくなる!』船井幸雄 西園寺昌美