大人物とは、過去、過去世の責任が取れる人 | グッドムーンのブログ

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『白隠さんと赤ん坊』

白隠さんと赤ん坊次の話も、私がよく例にとる話ですが、白隠さんのことです。

或る時、檀家の娘が男に騙されて妊娠し、赤ちゃんを産んでしまいました。

娘は父親に叱られるのが怖さに、白隠さんような偉いお坊さんの子供であるといえば叱られ方が少ないと思い、実は白隠さんの子であるといったのです。

父親は激怒して、白隠さんにくってかかりました。

白隠さんは、その時少しも顔色を変えず、赤ちゃんを産んだご本人が、そういうなら私の子でしょう、と赤ちゃんを引きとりました。

この話を聞いた村人達が、今まで偉いお坊さんだと思って、尊敬していたのに、とんでもないやつだ、とお寺を追い出してしまいました。

白隠さんは追われるままに、何の言い訳もせずに、赤ちゃんを抱いて村を出て行きました。

後に、娘が真実のことを白状して、白隠さんの冤罪(えんざい)が晴れ、また再び寺に帰ることになり、白隠さんの名望は更に一段と上ったのであります。

現代のように自分のしたことでも人のせいにしてしまう人が多いのに、僧侶としては、最も恥ずべき事柄をおしつけられて、そのまま罪を背負っていたという、白隠禅師の大人物さは、その話をしたり聞いたりするだけで、人々の心を高めます。

どうですか、大人物というものが、皆さんにもおわかりになったと思います。

お互いに大いに学びたいものです。

『本もの にせもの』 五井昌久 白光出版

追伸・・・白隠さんは冤罪をただ人の善さだけで甘んじて受けたのではなく、自分が今、このような立場になるのは、前世でそのようなことをしていたからだ(因果応報)という真理を知っていたからなのです。

自分の立場がどれだけ悪くなろうが、今起こっていることは、過去世で行なった自分の想念行為が返って来ているのだ、ここで逃げていては、業因縁を又、上塗りしてしまう。

未来に業(カルマ)を積むことになる

御仏に仕える私は、これを「消えてゆく姿」にして因縁を消さなければならない

すると未来に因縁の種は残らない

お見事とか言いようがありません。

しかし頭でわかっていたとしてもとても出来るものではありません。


その辺が大人物なのです。


私たちは、すぐに「悪いのはすべてあいつだ!」「自分にはまったく何の非もない」「何で自分ばかりがこんな目に遭うのだ」と言います。

しかし、贔屓目にみても、過去世はないとしてもなんらかの原因は今生にもあると思えるのです。

自分の身にかかってきたことは、人のせいにせず、すべては自分で責任を取るくらいの気持ちは持っていたいものです。