■人はちょっといいことを左にきくと、すぐ左にむらがる。右がいいというと、右に流れてゆく。それではいけない。人間は一つのことに肚をすえて生きることだ。そうすると現象に右顧左べんすることなく、人の言葉に迷わなくなる。
■何事にもあわててはいけない。勿論、生き死には神のみ心の中にあるんだから、あわてないことだ。あわてなければ次の瞬間、開けるものだ。
■自分が天界へ行こうとするからいけない。すべて目の前のことは捨てて、神さまだけを思うことです。そうすると行くべき所にいけます。
■いい人というのは、スカッとしていて、過去のことにダラダラとしていない人。自分の心をだまさない、人の心をもだまさない人です。
■人の善悪にいちいち把われて、コチョコチョ思っている人はいい人とはいえない。
■なるものはなるようになる。結局は神さまのみ心の中に入り切りに入りきって、祈り一念になって、現われてくるものは、どんなことであっても感謝して受ける、という生き方が一番いいのだ。
■一見いい人そうに見え、おとなしそうに見えて、したいこともしない、やりたいと思うけれど出来ない、と悶々として自分を自分の想いでつつんでいる人は、その想いの重みで下に落ちてしまう。だから、人間は心がつねにサバサバとしていることが大切だ。
■日常生活の中でふつうに働いて、ものごとに感謝して生きてゆく。その生活の根本として祈りをする。祈りを人にすすめるにしても、自分の仕事を放り出してするのではなく、仕事の余暇に、合間に祈りをひろめなさい。決して無理をしてはいけない。
■人間の柄(がら)を大きく見せてくれるのは、あなたの守護霊さんである。人を信頼させる雰囲気をかもし出してくれるのもあなたの守護霊さんである。つねに守護霊さんと一つになっていることである。