帽子と涙と3歳児
つい先日のこと。子どもを連れて海沿いの公園で遊んでいた。走る回るのに帽子が邪魔だったようで、ベビーカーのフックに帽子をかけたまま子どもと小一時間ほど遊んでいた。
ひどく風が強い日だった。そろそろ帰ろうかと思ったら帽子がない・・・!
少し見渡しても見つからない。あちゃ~と思いながら帽子が飛んでいったことを子どもに告げた。
簡単に買物を済ませて、帰路につこうと思ってたが、
「帽子寒い寒い~って言ってかなぁ」
「一人で帽子は夜過ごすのかなぁ」
などと言ってたら、まだ日が明るいし、海沿いの公園に戻って探すことになった。
30分ほど園内を歩き回っていると、帽子を見つけた。子どもをその付近に誘導しつつさも子どもが発見したように演出した。
「帽子もう寒くないね、夜も温かく一緒にいられるね」
なんてことを言ってたら、子どもがポロポロと大粒の涙をこぼし始めた。
こっちももらい泣き・・・。
帽子のために涙を流せる3歳児。
純粋という言葉の意味を本質的に理解できた日だった。
