昨日の記事で「通学証明書をもらえたら、通学定期券が買える」と書きました。
ところで、昨日の記事で「通学証明書」とさらっと書きましたが、正確には、通学定期券購入のための”証明書”には２種類あり、
- ルートを書いて学校に証明してもらう「通学証明書」、
- 「通学定期券購入兼用証明書」という、学生証の裏が通学証明書代わりになり自分でルートを書き込み鉄道事業者に提示すると定期券が購入できるもの
のいずれかが学校から発行されます。
どちらを採用しているかは学校により異なります。（中には、中１の最初だけ通学証明書、その後は通学定期券購入兼用証明書を採用している学校もあります）
↓通学証明書、通学定期券購入兼用証明書については、以下のサイトが詳しいです。(詳しすぎるくらい)
面倒なので、この記事では「通学証明書」と「通学定期券購入兼用証明書」をまとめて「証明書等」と書きます。
証明書等をもらったら定期券が買える…となると、気になるのが、「証明書等はいつもらえるのか」ではないかと思います。
私も、娘たちが中学に入るときに、「…この学校はいつ証明書等がもらえるんだ？いつ定期購入できるんだ？」と思いましたので。
で、その答えは、全く役に立たない答えになってしまいます…。
「証明書等がもらえるタイミングは、学校により様々なようです。」
入学手続き時に通学証明書の発行依頼を提出し、入学式の日に証明書等をもらえる学校もあります。
入学手続き時に通学証明書の発行依頼を提出し、入学式の日までに定期を購入する人には証明書等を郵送してくれる学校もあります。
学校によっては、「本来は学生証で購入してもらうんだけど、入学式時点で学生証が発行できないので、最初の１回目だけ通学証明書を発行しますので、入学式までに発行依頼をしてください。発行依頼をいただければ入学式の日に通学証明書を発行します」ということもあります。
一方で、入学式の日に学生証が配布され、「この学生証の裏面の証明書欄を使って購入してください」という学校もあります。（これ、結構多いパターンみたいです）
さらに、学校によっては、入学式の日に学生証を渡しながら「学生証が証明書と兼用になっており、まだ写真が貼ってないですが、学校の最寄り駅は写真なしの学生証で購入できます」と言われることがあるようです。
なので、これはもう、入学する学校が準備してくれるタイミングに合わせるしかないようです…。
上でも書いた通り、入学式の日に学校に行かないと証明書等をいただけない学校が結構多いので、入学式の日の行きは定期券ではなく通常の乗車賃を払って行くしかないケースは結構あるかと思います。（なので、この場合は、入学式の翌日からの定期券を買うとよいです）
さて、上で書いた、「学生証に写真が貼っていないですが、最寄り駅なら買えます」というケース。
実は、通学定期券購入兼用証明書の場合は、中学生、または発行から1か月以内であれば、写真なしで定期券購入可能な鉄道事業者がほとんどかと思います。
↓以下のページの「証明書に使用する写真について」でも、発行1ヶ月以内は写真省略OK、中学生も写真は省略できると記載あり。また、上の京王のサイトにも同様の記載があります。
なので、学校最寄り駅での購入…という話が出ても、例えば、東京メトロは写真なしの通学定期券購入兼用証明書で問題なく購入できますので、自宅が東京メトロ最寄りなら、自宅最寄り駅までかえってきて購入する方が、学校最寄り駅で新入生がずらーっと並んでる中で買うよりも早かったりします。東京メトロなら、昨日の記事で書いたネット予約でさくっと購入できますし、便利です。
※なお、昨日の記事で書きませんでしたが、東京メトロのネット予約は、受け取りをしなければ費用がかかりませんので、事前に証明書等の申請をしていないケースはとりあえず入学式の次の登校日を開始日とする定期券の予約をしておいて、学校の証明書等の扱いを入学式で聞いて、予約の定期を受け取るかどうか決めるので問題ないです（開始日などが合わないようなら、予約し定期を受け取らなければよいだけです。受け取らなければ予約が失効するだけでお金はかかりません）
一口に通学定期券の購入といっても、最近はいろいろとやり方があるので、すごいですね…。
※昨日の記事で書きませんでしたが、この２月から大学生はモバイルsuicaを通学定期にでき、証明書等をアップロードすることで窓口に行かずともオンライン購入ができるようなシステムが導入されたのですが、中高生の通学定期はモバイルsuica対象外なんですよね…。でも、こうやっていろいろと窓口に行かなくても買えるサービスは出てきているので、購入時に使えるサービスがないか探してみると意外と便利なものが見つかるかもしれません。
