SSのコース、講座を決める頃ですね。
基本的には、校舎で説明があると思うので、そちらの説明に従ってアンケートに回答し、迷ったりわからないことがあれば校舎に相談、というのが一番だと思います。
というのは、単科はまだしも、志望校のコース設定は校舎や年度で異なるので、校舎や年度が異なると全く参考にならないからです。
例えば、神奈川方面の校舎では、「開成・聖光・栄光」のような聖光、栄光を含むコースや、「フェリス」が設定されますが、都内では基本的に聖光、栄光、フェリスの設定はありません(あ、去年、自由が丘、大井町、町田はフェリスがあったかな)。
一方で、千葉方面で設定が見られる「渋幕」を含むコースは、都内では珍しいです(東京、豊洲くらいかな?それも、豊島岡やJGと合体させての設置だったはず)。
駒東、渋渋、早実、普通部なども、一部の校舎にしか設置がありません。
でも、だからといって、冠に含まれない学校の対策が全くないかというと、必ずしもそうではなく、校舎によっては特定のコースで冠にない学校の対策をする場合があります。この辺りは校舎から説明があるはずですが、よくわからない時は校舎に聞けば教えていただけるはずです。
ということで、「わからないときは校舎に相談する」以外の解決策はないのですが、我が家がお世話になっていた校舎の扱いを書き留めておきます。
【志望校別コース】
- 2月1日に御三家を受験する人は、足切りにかからない限り、その御三家のコースに入ること。仮に、1日の御三家以外の学校が第一志望だとしても、御三家を受けるときは御三家のコースになる (例: 聖光、豊島岡、慶應中等部、筑付、渋幕、渋渋などが第一志望だとしても、御三家を受けるときは、御三家のコースに強制的に振り分ける)
- 足切りは、開成、麻布、桜蔭で設定予定。6月マンスリー、7月組み分け、7月復習の平均で、開成が50、桜蔭は47、麻布は45あたりで検討。
- 2月1日に御三家を受けない人は、志望校と持ち偏差値を見て校舎側で適切なコースに割り振る
- 持ち偏差値と比較し下過ぎる志望校の場合、連絡の上、御三家コースに振り分ける場合あり
- 麻布、武蔵、JG、雙葉コースは、コースの雰囲気によってはダラダラになることがあるので、そういった場合は、各コースの上位の子を開成、桜蔭に移すよう保護者に相談することがある。その場合、各志望校のプリントは、所属コースのプリントと別にお土産として渡すので自宅学習となる
- 開成、麻布、駒東、桜蔭、JG、雙葉、豊島岡は、授業前にテストと補講あり。授業前のテストで一定の成績を連続で取れなかったときは、コースから外れてもらう。また、途中で成績的に厳しいと思われるときもコースから外れるよう声をかける(毎年、1〜2名が成績基準に途中でかかり、コース変更してもらっている)
- カキシのコースとSSのコースは基本同一だが、SSになるときに、成績的に厳しい子には外れるよう声をかける場合がある
- 志望校コースの変更は、原則11月第1週まで。それまでは、随時ご相談に応じる(第一志望の変更が原則11月第1週まで。特色があまりない学校であれば11月一杯は志望校変更できるが、S60オーバーの学校、御三家の場合、11月第1週までに変えないと間に合わない)
- 木曜日までのお申し出で、その次のSSからコース変更可能
【単科】
- 基本は、算数から1つ、国語から1つ。
- 理科、社会は、基礎知識の定着を目的とした授業であり、偏差値が50を割っている子向け。50を超える子は取ってはいけない。ただし、どうしても特定の単元のみ壊滅的に苦手で、その単元の回のみ理or社の単科を取りたい場合は、校舎に相談すること(必要に応じて特定回のみ理科受講、のように対応可能)
- 算数の思考力は、正答率10%の問題を取りに行く講座なので、算数持ち偏差値65以上の子限定。65ない子は取らないでほしい。64でどうしても、という場合は校舎に相談(相談していただいても応じられない可能性が高い)。64以下の子が思考力を志望しても、問答無用で解法力に回す。
- 筑駒、開成、灘、渋幕、桜蔭志望でない限り、算数は解法力でOK。筑駒、開成、灘、渋幕、桜蔭志望でも、算数が65ないなら解法力を取るべき(そうしないと、一番重要な人が取れる問題を、落とすことになりかねない)。もっというと、渋幕、桜蔭であれば、65あっても、解放力でもよい。解放力の一番上のクラスは、開成、桜蔭、渋幕対策になる問題を多数扱う。他の志望校で算数65以上の子は、思考力でもいいが、解法力で十分。
- 国語の記述力は、原則、筑駒、開成、麻布、武蔵、桜蔭志望の子で、かつ読解力に大きな問題がない子を対象。他校志望、または読解力に不安が大きい子は、読解力一択。
- 筑駒、開成、麻布、武蔵、桜蔭志望で国語が苦手な子は、「よめているが書けない」なら記述力、「そもそも読めてない」なら読解力
- 講座変更は随時ご相談に応じる。とりあえずアンケート提出して、後でご相談でもOK
大体こんな感じでした。