一週間お疲れさまでした
今週はずっと
お金と心のお話をお話してきました
今日は疲れていても
楽しく学べるお金の話
そんなお役立ち本をお届けしますね
今週ご紹介する本は
田内学さんの
「きみのお金は誰のため」
です。
「お金とは何か」
だからね、経済書ではあるけれど
社会の仕組みとお金の謎。
これを知っていると
お金を使うことが不安だったり
日本は国債が多くて借金だらけ・・・
将来が不安って方も
安心できるんじゃないかな
あの超難関校である灘中・高校の
前校長先生が
「本当に素晴らしい本!
多くの若者に読んで欲しい」
と絶賛していたそうです
小豆沢、若者じゃないけど
物語の主人公は、中学2年の優斗君。
担任との面談で、将来の話になり
「年収の高い仕事がいいです」
といったところ
「お金よりも大事なものがあるだろう」
「社会のために自分が何ができるのかを考えろ」
と言われてしまい
本音を隠して、キレイごとを言う大人
にうんざりしていました。
そんな優斗君が、偶然
錬金術師と呼ばれる
『お金の向こう研究所』の
所長である「ボス」に出会い
その時に一緒に出会った七海さんと
お金の正体について考えていくの。
ボスは初めて会ったときに
二人に三つの真実として
一、お金自体には価値がない。
二、お金で解決できる問題はない。
三、みんなでお金をためても意味がない
と言いました。
優斗君も七海さんもすぐさま反論します。
「謎過ぎます!!!
お金で解決できない問題もありますが
多くの問題はお金で解決します。
お金を貯めることにしても、
将来に備えるためには必要なことです。」
でもボスは言いました。
「その3つの(真実の)謎を解明すれば、
お金の正体が見えてくる。
お金の奴隷から解放される。」
と。
この本のコンセプトとして
「この物語の主人公のように
本来は道具であるはずのお金に縛られ、
人生の選択が
お金中心になってしまうこともあります。」
「三つの謎、これらの謎を解き明かすと、
お金という鎖から解放され、
お金を自分の意志に従って
道具として使えるようになります。
それは新たな視点の発見でもあります。」
ボスは言ったのです。
「社会全体の視点に立てば
お金の見え方が変わる。」
「お金の価値が消える。この札束が
ただの紙切れに見えてくる。」
なんででしょう?
恥ずかしながら、お金に関して
小豆沢は、
個人の視点でしか
お金のことを考えていなかったから。
社会全体の視点に立てていなかったから。
と言っても本の内容からね。
焼却される古い紙幣って
毎年30兆円なんだって
(日本ね)
その札束を積み上げると
なんと300キロメートルの高さ
国際宇宙ステーションまでの距離
まだまだ優斗君並みの小豆沢は
それだけのお金、燃やすなら頂戴って
思っちゃったよ
さて
お金の価値がどうやって生まれて
どのように回り始めるのか。
「経世済民(けいせいさいみん)」
とは何か?
誰のために働くの?
働くってお金を稼ぐこと?
それはお金の奴隷になっている考え方
お金があっても
対価とする労働がなければ意味がない。
それは少子化による年金問題にも繋がってね、
今本当に問題なのは
お金がない事ではなくって、
必要な労働力が足りない事。
だから個人個人が
老後に備えてお金を貯める事は
個人としては多少意味があるかもしれない。
でも社会全体として見たら
根本の労働不足を解決しなければいけない。
視点を個人から「ぼくたち」、
さらにそれをもっと広げて日本、
世界と広げる事が大切なのだと。
国債や格差の話もすごくわかりやすくて
ポジティブな意味も受け取れて
新NISAもはじまったし。
投資もね、意味あるんだよね。
お金を稼ぐってことじゃなくってね。
お金の話を
小説で楽しみながら学ぶことができて。
物語としてもね、素敵なんです。
しっかりと自分の中にこの考え方を
落とし込むためには
ぜひ読んでみてね