こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん）に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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前回の記事にコメントもありがとうございました！
「この方の気持ちが分かる・・！」とまるっと同意の方もいらっしゃれば、
「旦那さんが可哀そう」とおっしゃる方もいらっしゃれば、
「男が同じ事言うとイラつくのに女性だと納得できる部分もある」とおっしゃる方もいらっしゃいましたね。
そして既にお見通しの方もいらっしゃいましたが・・・
今回は少し意地悪な書き方をしてしまいました。
実はこちら、
夜明けさんの台詞なのです。
わたしをボクに、
夫を妻に、
母を父に、
置き換えて読んでみてください。
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どうして妻だとセックスが億劫になるのかも自分では本当のところはよくわからないし、
でもどうしてもいやだ、気が乗らない、としかいいようがない、
疲れてるし面倒だし、そんなことしてる時間があったら寝たい。
じぶんの好きなことしたい。
そもそも妻はそういう対象じゃないっていうか・・
もっと広い意味で人間として好きっていうか・・。
でも単純に妻のことは可愛いと思ってるし、愛情も持ってるから
触れたり抱きしめたり愛情表現はしたいんです。
触れていると癒されるし、気持ちが安らぐし、愛おしさも感じる。
でも、セックスだけはどうしてもいや。
ていうか・・もう、そういうのよくない？
どうして夫婦だからって、男と女だからって
しなくちゃいけないんですかね・・・。
もうよくないですか？そういうの・・・。
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わたしが男女を入れ替えて書いたみたのには理由が２つあります。
まずひとつめ。
夫(男）が言うと悲しくなるのに、
ひとりの女性が言ってると思うと「そうなんだ・・」で受け止める事画出来ると気づいたから。
つまり、私の中でナチュラルに「ジェンダーバイアス」がかかってしまっていることに気付いたからです。
「仕事も忙しいし、疲れるし、面倒だし、妻とは家族でありたい、性的な関係ではいたくない」
と言われると
（ていうか実際にそうやって夜明けさんには暗に言われていたわけですが・・）
行き場のない悲しさと怒りが湧いてきて
時折冷静でいられませんでした。
でも、
「仕事も忙しいし、疲れるし、面倒だし、夫とは家族でありたい、性的な関係ではいたくない」
とママ友や女友達が言ってたとすると「そうなんだぁ～～」で済ませていたと思います。
(旦那さんはどうなんだろう）とモヤモヤはしたでしょうが、
少なくとも悲しい気持ちにはならないかもしれません。
意識していませんでしたが私の中で自然と
男は精力旺盛で女は薄いという先入観があったのかもしれないし、
夫はやりたがるけど妻はしたがらないものというイメージがあったのかもしれません。
今でこそ
男だからとか女だからとか関係なく一人の人間として考えなければいけないという考え方が出来ますが、
この当時の２６歳の私は全然そのことに気付けていませんでした。
新婚だからとか、男だからとか夫たるものとか、妻たるものとか
女としてとか、性別に縛られた考え方をしていました。
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理由その２
自分自身の矛盾に気付いたからこそ、
夜明けさんの主張をかみ砕いて解釈するために
一度脳内で男と女を逆転させてみる必要がありました。
「小夜子だから出来ない」
「家族としてしか見れない」
「もう男と女の関係じゃなくてよくない？」
「チームとして生活していこう」
そう言われたら・・・
わたしはすごく虚しかった。
家族としてワンチームで過ごしていこうという言葉に深い愛情を感じる方もいるかもしれないけど
わたしは夜明けさんとの距離が果てしなく遠のいたような気がしてしまいました。
傷付いたし、自信も失ったし、
そばにいるのになぜか寂しさも感じたし、
家族としての絆をアピールされればされるほど孤独さも募って行った。
でも、夜明けさんの言ってることを
夜明けさんの考えることを
わたしの中で受け止めるためには
女性と男性をあえて入れ替えてみる必要がありました。
そうしてみると、
なんとなくわかるような気もしたのです。
それに、わたし自身は「この女性が可哀そう」だと思いました。
だってここまで嫌がってるのに、
嫌がってるのが分かってるのに、
まだ懲りずにそういうこと求めてくる夫の方がデリカシーがないような、そんな気がしました。
通常であれば、「こんな私が可哀そう」とか「私が幸せになるためにはどうしたらいいのか」という発想に繋がるのかもしれませんが、
わたしの場合、そうはならなかったのです。
何故なら自分に自信が全くないから。
どうして同じような感覚の人同士で結婚しなかったんだろうかって。
何度も思いました。
でもそれは「私自身が・・」ではなく、
夜明けさんが・・でした。
夜明けさんは、私と結婚しなかったら、もっと幸せだったのかもしれない。
夜明けさんと同じように結婚したら家族であることを大事にして
男と女の関係のようなものはゼロで、性欲の度合いも同じぐらいに皆無に等しくて、
「そういうの」はナシに
「妻として夫として家族として子どもの父と母として」生活することを最優先してくれて
嫌だって思ってんのに時々発作起こして誘ってきたりしなくて、
微妙な空気になるってわかってんのに誘ってきたりしない、
もっと同じように「ゼロでいい」と思うような人一緒になってたら
そしたらもっと夜明けさんは幸せに生きれただろうなって。
だから、
わたしが求めさえしなければ夜明けさんは幸せに生きれるし、
わたしが煩悩を捨て去ってしまえば夜明けさんは楽しく生きれる。
だからスキンシップやボディタッチがあるだけで、十分だと思ってあげないといけないと思ってました。
それが夜明けさんなりの愛情表現だということも分かっていました。
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【余談】
実は先日の「女性からのコメント」を夜明けさんに（何も言わずに）読んでもらったところ、
夜明けさんが思わず一言
「ボクと同じような人がいる・・・！」と驚いていました。
そりゃそうだよ(笑)
だってあなたになりきって書いたんだもんと思いましたが、
つくづく、自分と同じような人（感覚）と結婚すればよかったのになって
今でもたまに思います。
どの道がお互いにとって幸せだったのかはわからないし、
たらればの世界なので考えたってどうしようもないのですが・・
でも、
きっと
わたしと同じように考えてぐっと奥歯で気持ちを押し殺してその場から一歩も動けなくなってる女性は一定数いたと思います。
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なんでそんな思考になるのよ！て思うかもしれないけど、
わたしの中での結婚生活の指針が、
「白馬の王子様が迎えにきて結婚するんじゃないよ。
幸せは与えてもらうのではなく、
与えるもの。 」
だったのです。
