こんにちは。

 

小夜子です。

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

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前回のお話はこちら。

 

こんばんは。

小夜子の夫、夜明けです。

 

 

ボクの肩で泣き続ける小夜子を宥めながら

(そもそも自分のせいでこうなっているので宥めるというのも表現が違いますが)

 

 

元気づけるつもりでひねり出した言葉。

 

 

「仮にこの先子どもが出来なかったとしても、ボクは小夜子と暮らせればそれでいい。」

 

小夜子がブログを書くようになってようやく初めて、

「あの時こうやって言われてショックだった」と告白されたのですが、

 

 

恥ずかしながら・・・

 

全く覚えていませんでした。

 

 

 

それをボクが言ったとは思えないようなセリフなのですが、

小夜子がはっきりと覚えているのできっとそう言ったのでしょう。

 

 

正直なところ、この妊活を始めた頃の記憶が抜け落ちていてほとんど覚えていません。

 

 

「子どもがいない人生でも、夫婦二人でも楽しく生きていくという選択肢もあるじゃん」

とも言ったらしいのですが、

 

 

記憶がないながらも、当時の自分を振り返ってみると、

 

全く本心ではなかったことだけはたしかです。

 

ボクは子どもが欲しかった。

 

信じられないかもしれませんが、子どものいない人生は考えられないとさえ思っていました。

 

 

 

それほど子どもが欲しいと思っていたのにも関わらず、

「子どものいない人生も~~~」と口走ったということは

 

おそらく・・また「アレ」を繰り出してしまったんだと思います。

 

 

「問題の核心から目線をそらせ、

その場しのぎの応急処置を施す技を。」

 

 

何度も言いますがボクは小夜子を愛してました。

とても大切に思っていましたし失いたくもありませんでした。

 

 

だから全力で妻(彼女)に、

【問題の核心から目線をそらせよう】とするのです。

 

 

小夜子は、この時、具体的な改善策をいくつか提示してきました。

 

例えば、場所を変えてみることや、AVを見ながらしてみることや、病院に行って薬を貰うこと、

などいくつか提案したようです。

 

 

 

が、ボクはこれらへの回答をのらりくらりとかわし、

小夜子からの「なんで?」に答えを詰まらせた結果、

 

伝家の宝刀【目線そらし】を繰りだしたのです。

 

 

(投薬についてはまたあとで話が続きますのでしばらくお待ちください・・・)

 

 

 

今ボクたちは子どものいる人生を歩むか、歩まないかの話をしているわけではなくて、

どうしてこうなってしまったのか、これからどうするのかを考えなければいけない局面にいるのに、

まるで見当違いの、さもそれが小夜子にとってもひとつの選択肢かのように提案してしまいました。

 

 

 

 

あの時、「結婚してもセックスがないままなんじゃないか」という不安を抱いていた小夜子に対して、

 

 

「結婚したらいつでもできるよ」希望で返したあの時と

 

やり方は全く同じです。

 

 

ここで二人して追い詰められてドツボにはまっていくよりも、

期待を持たせる方がお互いにとって最善の方法だと思ったのです。

 

 

 

焦る小夜子の気持ちを治めたい一心で

「子どものいない人生でもいい。小夜子がいればそれでいい」と希望で返しました。

 

 

 

ボクが希望だと思って吐いた言葉が小夜子にとっては絶望だったのも知らず。

 

 

そうすることがまたボクを守る術でもあったんだと思います。

 

 

 

 

いずれにせよ、ボクが全く覚えてすらいない言葉で小夜子を傷つけてしまった。

ボクは希望だと思ってかけた言葉が小夜子にとっては絶望だった。

 

ボクは1日たりとも覚えていなかったというのに、小夜子はその後10数年ずっと覚え続けていた。

 

 

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小夜子です。

 

誰かに傷つけられたり/傷つけたりってどの世界に置いてもこんな感じなのでしょうね。

 

私にとっては絶望的なことでも、夜明けさんからすれば記憶の片隅にすら残っていなかった一言。

覚えてすらいないことであんなに悩んだなんて馬鹿らしい・・・。

 

 

ただ、そう考えると、私も何の悪気もなくふと口にした一言で誰かを深く傷つけたことがあったかもしれないと怖くなってしまいました。

 

なかったと信じたいけど、なかったとは言い切れません。

 

 

問題の核心から目線をそらして問題を先送りにするって文字で書いてしまうと極悪のように思えてしますが、

無意識に同じようなことをしてしまっている場面もあると思います。

 

ましてや男と女の関係となると、男も女も関係なく似たような手法を取っていることがあるのではないかな?と思います。

 

 

明らかに原因は別のところにあるのに、その根本にお互い向き合おうとせず、

傷の原因を探ろうとせずにバンドエイドだけを貼ってやり過ごす。

 

夜明けさんはそれが癖になっていたし、私は自分の力で考えることを怠り見抜く力も不足していました。

 

 

私は物事の本質に気付けなかった。

 

だから、ここまで遠回りをしてしまったけど・・・

 

このブログを読んでいる未来ある女性は

「物事の本質に向き合わない限り解決はしない」ということを是非念頭に置いておいていただきたいです。

 

 

希望は時に残酷で、より解決を遅らせるものでもあるという視点を持っておいた方がいいような気がします。

 

 

私はあまりにも人を信じすぎました泣き笑い