こんにちは。

 

小夜子です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

 

 

夜明けさんに当時の正直な気持ちを語ってもらいましたが、

当時、

私は夜明けさんが心の中でこんな風に考えているなんて全く知りませんでした。

 

 

 

 

純粋に本当に忙しいと信じていました。

 

 

「急に言われても困る」と釘を刺されると

声をかけるタイミングが悪かったのだと反省し、

 

「最近忙しくて・・・」と言われると

「自分は働いていないのにワガママ言ってしまった」と反省し、

 

「疲れてるから」と言われると

「休ませてあげなくちゃ・・」と気を使っていました。

 

 

 

まさか3番さんにとって都合の良い断り文句だったなんて・・・

 

 

 

 

 

もっと早くに真実を教えてくれていたら

私はあんなに長い間トンネルの中を走り続けなくても済んだのに・・・と少し胸が痛みもしますが、

 

夫からしたら都合の良い断り文句なのでみすみすと妻の私に手の内を明かすわけがありませんよね。

 

 

どれぐらいの夫婦が本音の部分で分かり合えてるのかなと今でも疑問に思います。

 

相手のことを何でも知っているような気になっているけど果たしてそれが本当かどうかは当人にしかわかりません。

 

ましてや問題を抱えている夫婦の場合、

大事な本音なんて話しません。

 

 

いかに問題の本質から目線をそらさせて、

どちらかが問題の「核」に気づくのを遅らせられるか、

 

それが自分の身を守るための最大の防御になるからです。

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

必死の思いを拒絶されてからというもの、

 

 

私はずっと頭の中で考えていました。

 

 

「私のこと 好きじゃなくなったの?」

 

 

あの時のあのイヤそうな顔が焼き付いて離れません。

 

 

 

 

でも、次の日にはまたいつもの夜明けさんに戻っていて、

私のことを普段通り可愛がってくれます。

 

決して私への愛情が冷めたようにも思えません。

 

 

腰に手を回したり肩を抱いたり、ボディタッチもするし、抱きしめてもくるし、キスもします。

 

 

 

ただその先へ進もうとすると急にピーンと結界が張られるのです。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

そして私はこう考えるようになりました。

 

 

私が夜明けさんに抱いてもらうためには何か理由が必要なんじゃないかと。

 

 



 

夜明けさんの口癖は「何のために・・・?」です。

 

 

何かにつけ物事には合理的な理由を求める夜明けさんは

よく「何のために?」と聞いてきます。

 

 

 

 

でも、世の中必ずしも全部に目的や理由がくっついて回ってるわけじゃないんです。

 

 

 

 

ただなんとなく、

その場の気分で、

理由もないけど・・・

 

ただ「愛されている」という実感が欲しいだけ

 

という「感情」しかない世界だってあるのです。

 

 

ただ「感情の世界」というのが夜明けさんにはどうも伝わりづらい。

 

この人に感情はあるのだろうかと常々思っているので、美月のことを「好きだ」といった時には

夜明さんも誰かを心の底から好きになることがあるんだ・・・!と驚いたほどです。

 

 

「愛されている実感が欲しい」

 




そんなあやふやなものだけじゃ夜明けさんに許してもらえないような気がしてきました。

 



 

だって、キスをしたり抱きしめるのも愛情表現だし、


ボディタッチだけじゃなくて言葉にして伝えるのも愛情表現だし、


世の中にはセックスはなくても愛情表現があればOKだって言う人だってたくさんいるし。



 

私だってそっち側の人間になりたい。

 

 

ただ手を握り締めて寝るだけで満足できる女になりたい。



抱きしめてもらうだけで満たされる女になりたい。

 

どうして私はそっちになれないんだろう。

 

 



感情論だけでは夜明けさんの心を揺るがせそうにありません。

 

 

 

 


 

だから私には「理由」が必要なんです

 

 

 

 

「●●だからセックスをしてほしい」と言えたらいいのに、・・・

 

 

いっそのこと予定を早めて妊活をしたいとさえ思ってしまいました。

 




 

でも、

夜明けさんに再確認してみても

やはり「子どもはまだいらない」という返事が返ってくるだけでした。

 

(子供は絶対欲しいけど最初の2年ほどは夫婦二人の生活を楽しもうという話になっていました)

 

 

そして・・・私はまたいつものイライラが始まってきました。

 

 

 

どうしてもっともらしい理由を探さないといけないんでしょう。

 

そんなに難しいこと?

 

 

 

何も道具なんていらない

身ひとつあれば出来る事ですよね。

 

 

犬だって猫だってアリだってみじんこだって

み~~んな出来る事なのになんでこんなに難しく考えないといけないの!?

 

 

お金だってかからないし、時間だってそんなにかからない!!


ゼロ円!!

 

2時間も3時間もかかるもんでもないし、

疲れるっていったってまだ若いんだし!!

 

 

 

どうして私ばっかりがこんなに我慢しないといけないの。

 

 



 

夜明けさんがあと少しだけ・・・もうちょっと努力してくれさえすれば、

私のことを少しでも思いやってくれさえすれば済む話なのに。




 

 

 

しかし、そんな私にとって恰好の理由が出来ました。

 

セックスをするためにちょうどいい理由・・・!

 

 

 

 

 

・・・新婚旅行です

 

 



 

 

 

私達は

挙式を挙げてすぐに新婚旅行に行くことはせず、

しばらく間を空けてからいく事に決めていました。

 

 

 

 

結婚式の費用から新居の諸々準備まで一切がっさいを自分達で工面したため、

新婚旅行に行くお金が貯まるまで少し時間がかかったのです。

 

 

これといってどこか行きたい国があったわけでもないので

比較的リーズナブルに行きやすいとある南の国に行き先を決めました。

 

 

旅行の日程は6泊7日!

 

 

 

せっかく行くのだから一週間たっぷりと旅行を楽しみたい!と思いました。

色々と見て回りたいものや食べてみたいものもたくさんあります。

 

 

 

時間だけはたっぷりあるので、旅行のプランを立てる事が私の楽しみでした。

 

 

 

色々と調べ尽くして、箇条書きで書き出し、行程票を組み、

パンフレットまで作っちゃいました。

 



夜明けさんは私の作ったパンフレットを見て「好きだねこういうの」と笑っていました。

 

 

 

 

 

思い返せばこれまでだって

夜明けさんと旅行に行く時はいつも私がすべて手配していました。

 

 

行き先も、どんなことをして遊ぶのかも、

どこに泊まり何を食べるのかも私がすべて決めてきました。



もともとこういうことは好きですし、苦にならないので平気です。

 

 

今回の新婚旅行もすべて私のやりたいように決めました。

 

 

でも、私が本当に現地でやりたいことは

 

 

美味しい料理を食べる事でもなく、

美しい景色を見る事でもなく、

名物のダンスを見る事でもありません。

 

 

 

私が新婚旅行で本当にやりたいことは

 

 

夜明けさんと素敵な思い出を作ることです。

 

 

 



 

 

 



そのためにいいホテルを用意しました。



部屋も1ランクアップして広い部屋を選びました。

 

 

 

ホテル内にはプールもあるしスパもあるし、

海辺のレストランだってあります。

 

 

なんだったらもうホテルから一歩も出なくたっていい。

 

 

 

新婚旅行で夜明けさんとしたい。

 




これぞ新婚旅行の真のミッションです。

 

 

こんなことを思ってる新妻、

私以外にいるのでしょうか。

 

 





まるで男と女、立場が逆になったような気分・・・。

 

 

 


ふと全国の新妻に思いを馳せてみました。

 




脳内には、幸せな夫婦生活で満ち足りてる新妻たち(想像)がズラァァァ・・・っと出てきました。(妄想)

 

 

 

いやいやいや・・・・ダメだダメだ。


比べてどうする。

 

 

 

 

いいな、世の新妻は。

羨ましくて仕方がない。



きっと毎晩・・・・(妄想)

 

 

 

こちら・・・結婚して以来一度もない新妻だというのに・・・。




こんな悩みを抱えている新妻は私ぐらいじゃないかな。

 

 

だから

私はなんとしてもこの新婚旅行を切り札にしたい。

 

 

 

「せっかく新婚旅行に来たんだから一回ぐらいは!!」と


お願いする理由を手にすることができました。

 

 

 

 

ただ理由もなしに出来たらいいのに・・・




どうして私達には理由が必要なんだろう。

 

 



 


 

一方その頃夫の夜明けさんはどう思っていたのかというと・・・

 

次回、夜明けさんです。