こんにちは。

 

小夜子です。

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
 

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前回のお話はこちら。

 

 

再び小夜子の夫の夜明けです。

 

 

自分勝手でしかないボクの言い分に「ちっとも理解が出来ない」と嫌悪感を抱く女性も増えてきていると思います。

 

当然だと思います。

 

 

ボクからすると他でもない妻の小夜子が傷ついてしまうのではないかと心配しているのですが、

 

小夜子本人からの

「このブログを一方通行ではなく双方向の視点を持った良質なものに仕上げたい」という説得もあり、ありのままに当時の思考を書きたいと思います。

 

 

そして、現在、レス続行中で「うちの夫が何を考えているのか分からない・・・」と悩んでいる奥様の何かの参考になれたらと思っています。

 

 

 

しかも今日の内容はかなり傷つけてしまう可能性があるので

精神的にキツくなったらいつでも画面を閉じてください。

 

 


 

 

 

 

あの日、必死の思いで誘いに来た小夜子に対して実はボクがもうひとつ答えたことがあります。

 

「急に言われても困る」です。

 

 

この回答は本音のようであって本音ではありません。

 

 

 

たしかに急に言われて困る部分も多いのですが、急に言われても困りながらでもこなせる用事って他ならあります。

 

急にコーヒー淹れてって言われても「イヤだな」とは思いますが淹れようと思ったら淹れられます。

急に薬局行ってきてと言われても「面倒くさいな」とは思いますがどうしてもとなれば行ってきます。

 

 

「急に言われても困る」は

 

本音のように見せかけてるだけで本当の意味での本音ではありません。

 

 

 

自分の心の奥底に、何故急に言われても困るのかが解明される原因があるのかもしれませんがそれが一体何なのかはボク自身にもわかりません。

 

ボクはある意味一種の「心の闇」だと認識しています。

 

が、その闇の全貌はボク自身にも見えていません。

 

自分で自分がわからない。

 

 

 

たしかに、セックス自体を必要としていないボクからすると

 

前もって依頼されていれば対応出来るのかというと・・・

 

NOです。

 

 

 

事前であろうが直前であろうがどちらにせよ避けたいのです。

 

 

しかし、こんなことを小夜子に言うと傷つけてしまうのは分かっています。

 

 

だから本音を言わず、

それっぽい理由をつけて

 

その場を逃れるウソをつきます。

 

 

 

そもそも小夜子が自分から誘いに来るというのはレアなことです。

 

めったに誘いに来ません。

 

 

 

しかし、それだけに

 

あの小夜子が誘いに来るということは・・・

よっぽど鬱屈したものが溜まっているのだろうということは推測できました。

 

 

 

 

だからボクはこれを一種の「発作」だと思っていました。

 

 

 

あの日小夜子が突然かえってしまったように、

 

 

 

「またあの発作が始まったんだな・・」と思っていました。

 

 

 

 

ボクは対処の仕方を分かっていました。

 

 

もしもボクが2番の男気派だったら

 

小夜子から「どうしてしてくれないの?」と迫られたとすると

きちんとセックスをしていわゆる「ガス抜き」をすることができます。

 

 

 

しかし、3番のボクはいかにセックスをせずに妻の発作を抑えるかを考えなくてはいけません。

 

 

だから、妻に「何も言わせなくするための嘘」をつかなくてはいけません。

 

 

 

そのために便利な台詞がコレでした☟

 

・疲れてる

・忙しい

・急に言われても困る

 

 

この3つは最強の断り文句でした。

 

 

 

 

「忙しいから・・・」 忙しくないこともない、だけです。

 

「疲れてるから・・・」 たいして疲れてもいません。

 

 

たしかに仕事は忙しいし頭が休まる時は全然ありませんでした。

切り替え下手なボクからしたら頭の中は仕事モードをどこまでも引きずっていたような気もします。

 

 

でもこちらも本音のようであり本音ではありません。

 

 

これを使うと小夜子がそれ以上何も言えなくなるのをボクは知っていました。

 

どんなシチュエーションでも使える便利な断り文句でした。

 

 

 

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「いえいえ、うちの夫は本当に朝から晩まで忙しくて疲れてる」ですって・・?

 

 

そんなはずありません。

 

朝から晩まで365日

24時間中たったの1時間も妻のために時間を作れないなんてありえません。

 

 

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妻のことは大事に思っていますし、そばにいてほしいし、離婚したいとは全く思っていません。

 

 

ただ、セックスは出来れば取りたくないので、

忙しいふりをしておいたほうが何かと都合がいいのです。

 

 

 

たとえ忙しくなくても、疲れていなくても

多忙で疲労困憊の振りをしておいたほうが自分のやりたくないことをやらなくて済むのです。

 

 

 

そして、最後には希望を抱かせることも忘れずに。

 

「最近忙しくて疲れてるんだ・・」といった後には

 

「また今度にしよう」を添えます。

 

 

断るだけでは小夜子の気持ちが萎えてしまうので

そばにいてもらうためには、「また今度ね」をつけるのがベストです

 

 

 

今度なんて来るわけないのに。

 

 

食い下がる事が苦手な小夜子は「また今度にしよう」というと「わかった」と言います。

 

 

 

希望を抱かせておくと発作が一時的に収まって重症化を先延ばしに出来るのです。

 

 

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酷いボクはこう考えていました。言葉を選ばずに正直に語るとこうです。

 

 

 

「小夜子の頭の中は今は発作的にセックスのことで頭がいっぱいになっているけど、

 

 

 

今夜「急に言われても困る」とけん制をし、

「最近忙しくて疲れてるんだ」と嘘をつき

「また今度にしよう」と希望を持たせて

 

上手くガス抜きをしさえすれば

しばらく発作は起こらないだろう」

 

 

 

そうとしか考えていませんでした。

 

 

 

 

そしてまたボクはいつも通り、忙しくて疲れてしょうがないフリを続けます。

 

 

 

 

休みの日には

スノボにもいけるし、

ゴルフにもいけるし

会社から帰ってきた平日の夜だって真夜中までスポーツニュースを見れるし、

自分の好きなことならいくらでも出来るのにも関わらずです。

 

 

 

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【小夜子です】

 

 

この時点ではお互いの本当の気持ちなんて全く知らないです。

こんなにも捉え方が違ってたんですねぇ・・・。

 

普通の結婚、普通の幸せ、普通の暮らし。

 

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端から見たらどこにでもいる新婚夫婦なのに。

 

私はまだ二人の間に立ちはだかっている思ってるよりも大きな山があることにすら気づけていませんでした。