こんばんは。

 

小夜子です。

 

 

夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫.夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

単なるセックスレス解消ブログではなく、

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

 

 

 

昨夜のブログも読んでくださってありがとうございました。

 

 

夫の夜明けです。

 

image

 

バトンタッチをして今度は男側のボクからの視点で当時を振り返っていきたいと思います。

 

 

あまり思い出したくない思い出ですが、今でもあの時の事は覚えています。

 

朝起きたら小夜子が忽然と消えていました。

 

 

 

 

 

いない理由はすぐにピンときました。

 

昨晩 しなかったからだと。

 

 

 

ボクと小夜子の仲です。

彼女が機嫌を損ねて帰ってしまったことはすぐに理解しました。

 

 

実はこれまでにも何度か小夜子からそういうを感じていていたので

抜け殻になった隣を見た瞬間、まず「やってしまった・・」と思いました。

 

 

 

怒るのではないか?という予想はしていたので・・・。

 

と同時に少し呆れもしました。

 

勘弁してくれよ・・・

 

そんなに怒るほどのことか?

 

 

 

ボク自身も昨日の夜は何も考えていなかったわけではありません。

 

しないといけないな~~というのは心のどこかで思っていました。

 

 

 

でも、気分が乗りませんでした。

 

ただそれだけです。

 

 

なぜ気分が乗らないのかはまた次回説明するとして、

 

 

人間の三大欲求は食欲、睡眠欲、性欲といいますが、僕からすれば性欲なんてたいしたことのない欲求です。

 

 

 

食事と睡眠はとらないと死んでしまうけど、セックスなんて別にしなくたっていい。

かなり優先度が低い。

 

かなり優先度の低いことって誰でも後回しにしたくなるし、

明日やろう・・今度やろう・・って目の前から遠ざけようとしちゃいますよね?

 

小夜子のことは変わらず愛してるし、だからこうして結婚の約束もしているわけです。

 

 

来年になれば毎日一緒に過ごすことになるわけだし、別に今月ないぐらいでそんなに怒らなくたってよくないですか?

 

今月がないなら来月すればいいだけの話。

(ただ、来月になったとしても僕のやる気はおそらく復活しないでしょう)

 

 

愛情表現をセックスに求める人がいるのは分かっていますが僕はそうではありません。

 

楽しく食事をして映画を見てただ一緒に過ごすだけで、ボクは十分満足です。

 

 

 

とはいえ、

昨晩はボクの中でも「しなくちゃいけないな・・・・」

「しないと小夜子が怒るだろうな・・・」ということはうすうす分かっていました。

 

 

でも小夜子も小夜子で何も言わないのです。

 

 

静かに期待されているのは感じていましたが、切り出されないのをいいことに

「今日、しなくてもよさそうかな・・・?」と楽天的に解釈していました。

 

 

 

そして矛盾しますが、小夜子が僕に期待していることはきちんと気づいていました。

 

気づいているけど気づかないふりをしていました。

 

 

気づかないふりしてさっさと寝てしまった方が しなくて済むのだから・・・。

 

 

僕にとって一番重要なのは、

いかに気付いてないふりをして

うまくこの場を「しない方向でもっていけるか」ということでした。

 

 

 

 

社会人になってから時折発生するようになっていた小夜子の「セックスしないことによる不機嫌」

 

これをボクは

 

「発作」と呼んでいました。

 

 

小夜子の中で静かに溜まった何かがふと爆発する瞬間がありましたが、

 

発作の根本的原因はわかっているのにわからないふりをして

症状を一時的に抑えることだけに注力しました。

 

 

だからこの時も

「また始まった・・・・」と思いはしましたが、

 

発作なので少し時間が経てば治まるだろう、そう考えていました。

 

 

 

小夜子の抜け殻を見て、ため息をつきながら

 

「セックスってそんなに必要な事??」というのが正直な気持ちでした。