こんにちは。

 

小夜子です。

 

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
 

 

 

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昨日の記事はこちら。

 

 

 

 

 

さて、ここからはボクの出番です。

夫の夜明けです。

 

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ボクが就職したのは大手製薬会社でした。

 

 

 

 

医療に携わりたいという思いと、大学新卒では高めの初任給を貰えることから

この業界を目指し始め、

 

就職氷河期の中厳しい戦いではありましたが縁あって無事に希望通りの企業に就職することができました。

 

 

 

入社して半年間は研修期間に当たります。

 

現場に出る前に缶詰状態で研修を受けるため、半年間ホテル暮らしをしなければなりませんでした。

 

 

 

朝起きて、一室で研修を受け、そして夜はホテルに戻って寝る。

平日はそれの繰り返しです。

 

80名近くの同期が毎日同じ場所に集まって過ごしていました。(ホテルは男女で別でした)

 

 

研修期間でどれだけ指導員と距離を詰められるか、仲良く出来るかが

その後の赴任地を選択する時に有利に働くということはうっすらわかっていながらも、ボクは(そういう意味では)大人になれませんでした。

 

 

第一希望の赴任地に行くためにゴマを擦って、ポイント稼ぎをする人たちを、

「よくやるよな」と白々しく眺めている(そしてそれを悟られないようにする)隠れ小生意気な新入社員でした。

 

 

とはいえ 全国各地から集まった同期の中には気が合うメンバーもいて、

ホテルで一緒に過ごしたり、週末も一緒に遊ぶうちに研修期間は楽しくなっていきました。

 



まだ学生のノリの抜けきらない新入社員の集まりです。

 

 

 

 

 

 

 

そのうち同期同士で付き合い始める人たちがちらほらと出てきました。

 

 

 

 

もっと広い場所で出会っていたら好きになったかどうかわからない者同士でも、


22・23の男女が毎日同じ空間でずっと一緒にいるのですから、

自然と付き合い始める人が出てきても不思議ではありません。

 

 

 

そして・・・


ボクもまんまとその流れに乗ってしまった一人です。

 

 

 

 

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仲良くなった女子の同期の中に、東京からやってきた美月がいました。

 

 

 

美月はとてもおとなしい子でした。


元気に笑う小夜子とは違って、静かにクスクスと笑う子でした。

 

語尾が「よ」や「ね」で終わるその口調に可憐さを感じました。

 

美月のたたずまいに育ちの良さを感じ、

その瞬間から「これまでのボク」でいてはいけないような気がしました。

 

 

実際 美月は握れば折れそうなほど細かったので、

まさに文字通り「そっと大切に扱わないといけない壊れ物」のように思えました。

 

 

複数のメンバーで遊びに行く仲間にも美月はいました。

 

 

 

周りがどんどんと付き合っていく中で、ボクもなんとなく雰囲気にのまれ、


だんだんと美月に惹かれていきました。

 

 

その間も小夜子とは連絡を定期的に取り合っていましたが、缶詰状態だったため物理的に会えていない状態でした。

 

 

そして、既に四年以上一緒にいて よく知っている小夜子よりも、

 

ふと現れた儚げな美月に対して脳ミソの容量をさくようになり、だんだんと好意を抱くようになりました。

 

 

 

 

好意なのか興味なのか好奇心なのかこのあたりはあやふやでよくわかりません。

〇と〇が合わさった その中央にあるものが好意なのかもしれません。

 

 

 

ボクは美月を「いいな・・」と思うようになりました。

 

 

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小夜子のどこかがイヤになったとか、嫌いになったわけではありません。

 

 

 

小夜子はのちに「自分がワガママを言いすぎたからフラれた」と思っているようでしたが、ボクの中では彼女が特別ワガママだったと感じたことはありませんでした。

 

 

 

小夜子の何かがダメだったとかそういうわけではなく、

 

ただなんとなく、

 

限りなく本音を言うと、

 

「小夜子以外の人と付き合ってみたくなった」

 

それだけです。

 

 

 

たったそれだけの理由で酷いと思われるかもしれませんが、

恋なんてそんなものではないでしょうか。

 

 

 

電撃的な何かがあるわけでもなく、大きな何かがあるわけでもなく、

どちらかの心変わりで終わる恋。

 

 

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社会人になりたての、まだ何者にもなっていないただの22歳の男です。

 

 

 

美月に劇的に惹かれたとか、ビビビッと来たとかそういうわけでもなく、


かといって当然好きなのは好きなのですが

 

「美月と付き合ってみたい」「小夜子以外とも付き合ってみたい」そう思ったとしか言いようがないのも事実です。

 

 

 

雷に打たれたように始まる恋を経験するヒトもいるのかもしれませんがボクはそうではありません。

 



その場にいた人の中から「いいな」と思う子を見つけて始まった。

 

 

 

 

選択肢が広ければ選ぶことが出来ないけど、

選択肢が狭まればその中からいいなと思う子が表れる。

 

 

そういう意味では

 

 

 

 

四年前、夜桜の下で同じシートに座っていた女の子の中から小夜子を見つけたあの時と、


同じ研修室の缶詰め状態の同期の女子の中から美月を見つけた今と、

 

ボクは何も変わっていないように思います。

 

 

というか、ボクに限らず恋の始まりってこんなものじゃないかと思います。

 

 

 

同じクラスの子を好きになるとか、

同じ部活の子を好きになるとか

人間ってある程度限られた世界、人数の中から好きになるパターンがほとんどだと思ではないでしょうか。

 

 

 

 

当然、この気持ちを周囲の同期にも相談します。

 

 

 

すると皆、「今の彼女と別れて美月と付き合いなよ」と言います。

 

 

 

ボクと美月はこれから一緒に働いていく仲間です。

 

 

 

ボクたちが付き合うことになればより同期の絆が強まるような気もしました。


おまけに10組も生まれた同期カップルの仲間入りを果たすこともできます。

(仲間入りしたからといって何なのだって話なのですが・・・)

 

 

 

それにとてもズルいようですが、なんとなく美月と付き合えそうな雰囲気も分かってきました。

 

 

 

何のアテもなく真正面からぶつかっていった四年前のお花見の時とは違って、


「美月もどうやらボクを受け入れてくれそうだ」

そんな空気を感じ取ってから本格的に舵を切りました。

 

 

 

ボクと美月の間に「彼女と別れたら、正式に付き合ってと頼みに来るから待っててほしい。」

そういう空気が流れ始めました。

 

 

 

ズルいボクは美月の気持ちの確証がある程度取れてから小夜子と別れることを決めたのです。

 

 

 

 

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小夜子に電話で別れてほしいと言った時には、

思いのほかあっけない返事で終わりました。

 

 

絶対大変なことになると思っていたのに、ビックリするぐらいあっさりだったので拍子抜けしました。

 

どこかホッとしました。

 

 

しかし、これは小夜子が「冗談だ」と思っていただけだったのです。

 

 

 

ボクが本気だと気づいた時から小夜子は豹変しました。

 

泣くじゃくるし、無理なお願いはしてくるし、美月とのことばかり聞いてきます。

 

「私のどこがダメだったの?」

 

と聞かれても、本当に小夜子のどこかがダメだったわけじゃないとしか言いようがない。

 

「美月のどこがそんなにいいの?」

 

と聞かれても、小夜子と別れることと美月と付き合うことは別の問題。

簡単に美月のことを言うわけにはいきません。

 

すると今度はまた小夜子が泣いて訴え始めます。

 

「美月のことはかばうのに!

美月のことは大切にするのに、そうして私のことは大切にしてくれないの」と怒りだします。

 

 

 

だから何度も言うように、小夜子のことが嫌いになったわけではないし、美月をかばってるつもりはない。

 

 

 

あくまでこれはボクと小夜子の問題だから美月は関係ないと言ってるだけなのに

一向に納得しくれず、また話は振りだしに戻って堂々巡りです。

 

 

 

 

「私に足りないところがあるなら治すから」とか「どうしたら戻ってきてくれるの?」とか、

「お願いだから一度会って話そう」とか「あなたのことを幸せに出来るのは私しかいない」とか

ありとあらゆる方面で、半ば支離滅裂になりながらも必死につなぎとめようとしてきましたが、

ボクは最後まで会おうとしませんでした。

 

 

 

理由はただひとつ。

 

会ったってなにも変わらないから。

 

 

 

 

会ったところで「じゃぁ元に戻ろう」となるわけがないし、

 

超合理的に言えば「会うだけ無駄」

 

 

 

もちろんそんな言い方は小夜子にはしません。

 

 

 

 

泣いてる小夜子を拒み続けるのはもちろん心が痛みました。

可哀そうなことをしているのも分かっていました。

 

 

決してのうのうと暮らしていたわけではなく、ボクはボクで小夜子を傷つけていることを申し訳ないと思っていました。




 

だからといって 泣かせたら悪いから付き合うのかというとそういうことでもないですよね。

 

 

冷たいようですが、この局面において心を鬼にするしかありませんでした。

 

 

 

 

一言でいえばどこにでもよくある別れ話の一つにすぎません。

 

ひとつの恋を終わらせて、もうひとつの恋を始めたくなった。

 

 

どんなに泣かれようが何しようがボクは美月と付き合ってみたくなった。

 

 

 

 

周りの雰囲気にのまれ、これといって「自分」というものを持たず、

 

 

周りに「付き合いなよ~」と言われたからその気になり、

「会うのはやめなよ~」と言われたから会わず、

 

それを周りのせいにするのは違うとわかっていても、

 

事実その頃の僕はからっぽで

「自分」というものを持っていなかった。

 

 

 

 

ここまで来たからには

泣かれようが何しようが「ごめん、別れてほしい」で貫き通す以外他ありませんでした。

 

セールスを断る時に外に出たら終わりなのと一緒で、会わずに終わるのが一番だと思った。

 

 

会ったって変わらないし、

会って「無理だ」と念を押す方が辛いし、

会って目の前で泣かれるのがイヤだった。

 

 

そして、最後まで会わずに小夜子と別れました。

 

 

 

 

 

 

小夜子に申し訳ない事をしたと思って胸が痛かった。



 

それでも ボクは、小夜子以外の人と付き合ってみたい気持ちを抑えきれず、

待っていてくれる美月のもとへするりと滑り込んでいった。





よくある恋のよくある終わり方。

どこにでも落ちてそうな話です、、


※自分語り大歓迎です。


 

 

 

 

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