こんにちは。

 

小夜子です。

 

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
 

 

 

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昨日の記事はこちら。

 

 

 

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コロちゃんと会ってる間に夜明けさんのことは全く思い出しませんでした。

 

 

もちろん「彼氏にフラれたばかり」「こてんぱんい捨てられた」という話はしていたので会話の中には出てきたので引き合いには出しましたが、

 

夜明けさんに思いを馳せるとか顔が思い浮かぶとか、そういった瞬間は特にありませんでした。

 

 

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ただ、唯一、

 

喉の奥がキュッと締まるような感覚を抱いたのは、

 

私と夜明けさんの「はじめのはじめ」を思い返した時だけでした。

 

 

 

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まだピカピカの学生だった私達。

 

 

 

 

入学してすぐに夜明けさんとお付き合いが始まったものの、

 

どちらかというと友達数人を含めて遊ぶ機会の方が圧倒的に多く、2人っきりで遊ぶことはほとんどありませんでした。

 

 

当時はまだそこまで夜明けさんの持つ良いところにもさほど気づけておらず、どちらかというと

 

「ほんとにいいのかな・・?」

「でも、好きでいてくれてるからフッちゃ悪いしな・・」という宙ぶらりんな気持ちでした。

 

どうにかして好きにならないと・・!と

一生懸命好きなところをひとつずつ拾い上げていってるところもありました。

 

 

 

 

でも、お友だちと一緒に遊ぶのは本当に楽しかったです。

 

 

 

授業が終われば夜明けさんと愉快な仲間たちに混ぜてもらって、

ご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、何をするわけでもなくつるんでいる時間がただただ楽しかった。

 

 

 

お友だちには一応「夜明けの彼女」ということで認識はされていましたが、

だからといって特別何かがあるわけでもなく、みんなのことが大好きでした。

 

このままこのグループが卒業するまでずっと続けばいいな、それだけを願っていました。

 

 

 

 

だから時折、夜明けさんが好きで付き合っているのか、

それともお友達を失うのがイヤだから付き合っているのか分からなくなるほどでした。

 

 

 

しかし、たくさんの友達の中で過ごす中でも、

私と夜明けさんはそれなりにコミュニケーションを取り、

彼氏彼女としての関係性は着実に積み上げられていたと思います。

 

 

 

週末はお互いバイトがあるので思いっきり遊べる日は意外と少なく、

学校の帰り道に一緒に歩いて帰る時間が二人っきりの時間でした。

 

 

キャンパスから駅までは歩いてすぐの距離なのですが、

 

少しでも長く話せるように、

数駅先までわざわざ歩いて帰ったりなんかして小さな恋を育んでいました。

 

 

 

 

この日も私と夜明けさんは学校終わりに二人で

あえて長い間一緒に過ごせるように少し遠回りをして数駅先まで歩いていました。

 

 

途中で自転車が一台やっと通れるぐらいの坂道があり、

その斜面に作られた墓地があるのですが、

 

そこに差し掛かった頃、突然夜明けさんが切り出しました。

 

 

 

 

 

「ねぇ」

 

 

はい?

 

 

 

 

「俺たち、そろそろしてみない?」

 

 

.........!!!?

 

 

え????

 

 

 

してみるって・・・なにを??

 

 

 

 

私はビックリして、なんと返事をしていいのかわかりませんでした。

 

 

 

 

今ならこの一言を繰り出すまで、

 

どれだけ夜明けさんがドキドキしていたかとか、

どれほど頃合いを見計らっていたかということがわかりますが、

 

 

私だってまさか墓地でこんなこと打ち明けられるなんて思ってもみません。

 

 

 

墓地の前で初体験を誘う彼。

 

 

 

ビックリしすぎて、思わず笑ってしまいました。

 

 

たくさんのご先祖様たちに見守られながら笑い転げる私。

 

 

 

たしかに言われてみればそれまでの私は全くそういうことをイメージしたことがなかったのです。

 

 

 

この先いつかはそういうことになるのかもしれないとは思ってなかったことはないですが、

 

 

お互い実家暮らしだし、

どういうシチュエーションで始まるものなのかもわからないし、

 

あったとしてもずっと先の話というか、

 

2年後とか?

成人してから?

結婚する時?

 

いつなんだろう。

 

具体的に全くイメージしていませんでした。

 

 

ビックリするやらおかしいやらで

 

「えーーーー!!」としか言えてなかったように思います。

 

 

 

 

いつもならうやむやにして終わってもおかしくない夜明けさんだけど、今回は珍しく引きません。

 

 

私がはっきりとした回答をするまでどんどん詰めてきます。

 

 

 

「そろそろよくない?

俺たちそろそろそういう関係になってもいいと思う!」

 

と詰め寄る夜明けさん。

 

 

 

もしかすると前もって「今日こそ    この話をするぞ」と決めていて、あえてこのルートを選んだのかもしれません。

 

 

夜桜の下で「かわいい!」といい、

墓場の前で「そろそろしてみたい!」といい、

 

なんというか・・・

 

まっすぐな人だなと思いました。

 

 

小細工をしたり、

必要以上に自分をよく見せようとしたり、

背伸びをしない、

 

身の丈にあった正直な思考の人だなと思いました。

 

 

夜明けさんがそんなことを考えているとは夢にも思わなかったので

恥ずかしくはありましたが、こしょばいような嬉しいような気持ちでした。

 

 

 

あ。私もそういう対象になるんだ・・

 

 

私のことをそんな風に見てくれる人がいるんだと嬉しかったです。

 

 

 

ただ、ここで「わかった!」とすぐ決意が出来るわけでもなく、

「絶対ダメ!無理!」と突っぱねるのも違うし、

 

「前向きに検討する」と政治家のような返事をして、その日は手をつなぎながら帰りました。

 

 

 

 

私達がその一線を飛び越えるようになったのはもう少しあとのことです。

 

 

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お互い手探りで泥臭くようやく飛び越えた一線を、

 

 

大人になるとこんなにも簡単に素早く飛び越えてしまうものなんだなとぼんやりと考えていました。

 

 

 

私とコロちゃんはその後1・2回は会ったように思います。

 

 

 

光景はすぐに思い浮かぶのに、

どれだけ思い出そうとしても

私の中でのコロちゃんはいつも黒い人影。

 

 

 

 

どんな顔だったかも、

どんな声だったかも、

どんな服を着ていたかも、

本名も思い出せません。

 

 

 

本当に好きだったとか好きじゃなかったとか、

 

ワンナイトがあったかどうかとか、

達成したとか未遂だったとか・・

 

 

そんなことは私にとっては大きなことではなく、

 

 

自分が思っていたよりも

 

脆く、弱い、信用できない存在なんだと自覚したことで

 

これまで私が「大切だ」としてきた「価値観」に少しヒビが入りました。

 

 

 

以前の私なら数時間前に出会った人とそういうことをしてしまう友達がいたら軽蔑したかもしれないし、もしかすると「私はそんなこと絶対しない」って高を括っていたかもしれません。

 

 

でも・・自分だって紙一重だった。

 

 

「よくない」と諭す自分もいれば、

正しくないとわかっていても流されてしまう自分の両方が存在していて、

必ずしもいつも正しい自分を選び取れるわけじゃない。

 

 

 

この事を経験してから私は、

誰かを許す意味が少し分かったような気がしました。

 

 

世の中の出来事は白か黒かで分けられるものではないし、

〇か×かだけでジャッジ出来るものばかりじゃない。

 

 

 

きっとあの人も、あの人も、

みんな心の中で「ダメだ」と分かっていたって引き返せなかったのかもしれない。

 

「進んじゃダメだ」「戻ろう」としても弱い自分に流されて戻れなかったのかもしれない。

 

 

外野が「アイツはバカだ」と言うのは簡単だけど、

 

・・・私はそんなことできないな。

 

 

 

たまたま運よくまだ細い糸の上をつたって歩けてるだけで

 

この後糸が切れずに人生を歩めるのかもわからない。

 

 

もしかすると糸から転がり落ちてしまうかもしれない、ひょっとしたら自ら糸を切ってしまうこともあるかもしれない。

 

 

 

そう思うと・・・

 

 

電話一本で私をフッた夜明けさんのことも・・

 

少し許せるような気がしました。

 

 

 

 

あの瞬間には驚きと怒りで満ち溢れていて、

自分のことしか考えられなかったけど、

 

 

夜明けさんのことだから、

きっと胸も痛んだだろうし、

 

頑なに私と会おうとしなかったのは、

会ってしまうと強い自分でいられなくなるからだったのかもしれない。

 

 

 

 

そんな風に少し思えるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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