レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後5時現在 81.31/33 1.3074/78 106.31/33
NY午後5時 81.61/67 1.3094/98 106.77/82
午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べややドル安/円高の81円前半。豪州や香港の休場で市場参加者が減少、午後にはドル/円、クロス円とも停滞した。あすの東京時間にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演や日銀の金融政策決定会合の結果公表を控え、様子見姿勢が強まった。前週末6日には3月米雇用統計を受けてドル/円が急落しただけに、ポジション構築に慎重な向きも多かった。
<株式市場>
日経平均 9546.26円(142.19円安)
9535.33円─9618.10円
東証出来高 16億0090万株
東証売買代金 9643億円
東京株式市場で日経平均は5日続落した。3月米雇用統計の下振れでリスク警戒感が高まり、日本株は調整色を強めた。円高警戒感で輸出株が下げたほか、幅広い売りが見られ、ほぼ全面安。日経平均は9500円台中心の軟調な値動きとなった。午前中に発表された中国経済指標はほぼ予想通りで反応は限定的だった。一方、今後本格化する国内企業決算について慎重な見方も出始めている。
東証1部騰落数は値上がり269銘柄に対し、値下がり1317銘柄、変わらずが90銘柄だった。
<短期金融市場> 17時35分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.068%(速報)
3カ月物国庫短期証券流通利回り ──
ユーロ円3カ月金利先物(12年12月限) 99.665 (変わらず)
安値─高値 99.665 ─99.670
無担保コール翌日物の加重平均金利は0.068%(速報)となった。朝方から信託や地銀などを主な取り手に、0.065%を中心に取引された。大手行の調達希望水準は0.055%で示されていたが、午後になると目立った調達希望が聞かれず閑散。当座預金残高が国庫短期証券の償還要因で大幅に増えるため、資金余剰感が強い展開となった。東京金融取引所のユーロ円3カ月金利先物は小動き。新発2カ月物国庫短期証券入札は国内勢主体の需要に支えられて順調な結果。応札倍率は15.9倍と前回(11.5倍)を上回った。
<円債市場>
10年国債先物中心限月・6月限(東証) 142.32 (+0.28 )
142.23 ─142.42
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.965 %(─0.020 )
安値─高値 0.970 ─0.960%
国債先物中心限月6月限は前日比28銭高の142円32銭と続伸して取引を終えた。3月米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大きく下回ったことを受け、米追加緩和観測が再燃。国内でも日銀による早期緩和への思惑が浮上した。先物6月限は一時142円42銭と3月13日以来の水準に上昇。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同2.5bp低い0.960%と3月1日以来の水準に低下した。国債先物は買い一巡後、高値警戒感から現物中長期ゾーンに利益確定売りが出て伸び悩む展開。あすに発表される金融政策決定会合の結果を見極めたいとして様子見ムードが広がった。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 2.0─3.0bp 銀行債(みずほ)5年 19─20bp
地方債(都債) 10年 3.0─4.0bp 電力債(東電)10年 ─ ─ ─bp
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標となるiTraxxJapanシリーズ17はワイド化した。プレミアムは163ベーシスポイント(bp)を付け、前週末引け(157bp近辺)と比べて6bpほど上昇。米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想を大幅に下回ったことで日本株も調整色を強めており、クレジット市場ではリスク警戒感が高まった。
<スワップ市場>スワップ金利(17時35分現在の気配)
2年物 0.39%─0.29%
3年物 0.41%─0.31%
4年物 0.44%─0.34%
5年物 0.50%─0.40%
7年物 0.69%─0.59%
10年物 1.04%─0.94%
[東京 9日 ロイター]
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