米経済、難局脱したと言うには尚早=ニューヨーク連銀総裁
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4月12日、米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、最近の指標は心強い内容となっているものの、期待外れに終わった3月雇用統計は、米経済が難局を脱したと言うには尚早であることを示唆しているとの見解を示した。ワシントンで2011年9月撮影(2012年 ロイター/Jonathan Ernst)



[シラキュース(米ニューヨーク州) 12日 ロイター] 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は12日、最近の指標は心強い内容となっているものの、期待外れに終わった3月雇用統計は、米経済が難局を脱したと言うには尚早であることを示唆しているとの見解を示した。



総裁は講演原稿で、3月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回ったことについて、単に天候が影響したのか、回復が再び失速している兆候なのかを見極めるため、米連邦準備理事会(FRB)は一段の情報を収集していると述べた。



また、米経済は経済の緩みを軽減するほど十分な速度では拡大していないと強調。第1・四半期の米国内総生産(GDP)の伸びは年率2.25%になるとの見通しを示した。



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