めがねのブログ -2ページ目

令和

今日新しい元号が発表されました。令和という元号が発表されました。女性的な音の響きで、これからの時代を切り開いていくかのように感じました。とても良い元号だと思います。

このブログを最後に書いたのは2018年。もう10年が過ぎ去っていてなんだか感慨深いものがあります。10年という時間は自分を鍛えてくれて、新しい自分を獲得していくことができた気がします。日々忙しくて、時の流れは速く、過去を振り返る暇はないけれど、こうやって時代の節目を迎えると、またこんな風に過去に書いたものを見返すと、時間の流れを否が応にも感じます。

これからの時代がどうなるかわからないけれど、心を暖かく、明るく、未来を信じ、一歩一歩己の成長をするよう鍛錬していき、すばらしい日本を次の世代に残せるように努力していきます。

パナソニック

一昨日、松下電器産業がブランド名を
すべてパナソニックに統一すると発表しました。

白物家電のナショナル、会社名の松下電器が
なくなり、今後全て「Panasonic」になります。

ところで、松下幸之助さんはご存知ですか?
松下電器の創業者で、経営の神様と言われ、
小さな町工場から世界のPanasonicを作った
偉大な人物です。

僕は、年末からずっと、松下幸之助さんの
著作を何冊か読んでいたところだったので、
今回の発表は何かご縁があるなぁと思い
ました。

松下幸之助さんの著作の中に「坂本竜馬と
西郷隆盛」の話があり、ご紹介します。

坂本竜馬は、よく西郷さんと話合ったそうです。
でも、会うたびに竜馬の意見は変わっていた。

そこで、西郷さんが「あなたの意見は昨日と
今日とでは違うじゃないか。
そんなことではあなたのことばを信用できない。
天下の士として信じられるものには不動の信念が
なければならない」と言って非難したのです。

そのとき、竜馬は、「いや、そうではない。
孔子も『君子は時に従う』といっている。
刻々と時は移り、社会情勢もどんどん変わっている。
だから昨日のこれが今日の非になるのは当然だ。
この『時に従う』ということ、これが大切なんだ」
といい、「西郷さん、あなたは1度こうだと考えると
終始一貫、それを守り続けようとされるが、
それだと時代に取り残されてしまいますよ」と
忠告したそうです。

松下さんはこの話を紹介して、
めまぐるしい時代には西郷さんよりも竜馬の
意見に賛成と仰っています。

今回の会社名の変更も、時代の流れに従った
結果なんだろうと思いました。
偶然、本で松下さんの話を読んでいたところ
だったのでなんだか味わい深いなんとも
いえない気持ちになりました。

人生の王道

京セラ 創業者 稲盛和夫さんの「人生の王道」を
読んで、人生や仕事に対する考え方や取組みを
考えさせられ、もっと追求してがんばらなきゃなと
強く思った。

私が特に印象的だったのは次の部分です。

●トップは、強引なまでに部下を引っ張っていく
ことも必要なのです。こうだと決めたら、岩をも
うがつ強い意志力で引っ張っていくことが求め
られるのです。しかし、強烈なリーダシップを
持つと同時に、一方ではそれを否定するような謙虚さ
を兼ね備えていなければならないのです。
いわば「独裁と協調」「強さと弱さ」「非常と温情」
という相矛盾する両面を、トップである社長は持ち
あわせていなければならないのです。

●知っていることと実践できるということは
違うということです。

●人格を高め、それを維持するためには、繰り返し
繰り返し、素晴らしい哲学を学ぶと同時に、自らの
あり方を日々反省する。これが、西郷のいう
「人格は第一の宝にして、己れその人に成るの心懸け
肝要なり」ということなのです。

●経営を伸ばしたいと思うならば、まずは経営者で
ある、自分自身の心を高めることが先決であり、
そうすれば業績は必ずついてくるのです。

●六つの精進
 1.誰にも負けない努力を日々続ける
 2.謙虚にして奢らず
 3.反省のある毎日を送る
 4.生きていることに感謝する
 5.善行、利他行を積む
 6.感覚・感性を伴うような悩み、心配事はしない

●よい人生を歩みたいのであれば、運命に打ちひしが
 れることなく、常に善きことを思い、善きことを
 行うようにしなければならないはずです。

稲盛さんは西郷隆盛の『南州翁遺訓』を座右の書として
読み返し、心を磨き、豊かな人生を送ることを実現し
ました。私も1度この本を読んでみたいと思いました。

人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ