パナソニック | めがねのブログ

パナソニック

一昨日、松下電器産業がブランド名を
すべてパナソニックに統一すると発表しました。

白物家電のナショナル、会社名の松下電器が
なくなり、今後全て「Panasonic」になります。

ところで、松下幸之助さんはご存知ですか?
松下電器の創業者で、経営の神様と言われ、
小さな町工場から世界のPanasonicを作った
偉大な人物です。

僕は、年末からずっと、松下幸之助さんの
著作を何冊か読んでいたところだったので、
今回の発表は何かご縁があるなぁと思い
ました。

松下幸之助さんの著作の中に「坂本竜馬と
西郷隆盛」の話があり、ご紹介します。

坂本竜馬は、よく西郷さんと話合ったそうです。
でも、会うたびに竜馬の意見は変わっていた。

そこで、西郷さんが「あなたの意見は昨日と
今日とでは違うじゃないか。
そんなことではあなたのことばを信用できない。
天下の士として信じられるものには不動の信念が
なければならない」と言って非難したのです。

そのとき、竜馬は、「いや、そうではない。
孔子も『君子は時に従う』といっている。
刻々と時は移り、社会情勢もどんどん変わっている。
だから昨日のこれが今日の非になるのは当然だ。
この『時に従う』ということ、これが大切なんだ」
といい、「西郷さん、あなたは1度こうだと考えると
終始一貫、それを守り続けようとされるが、
それだと時代に取り残されてしまいますよ」と
忠告したそうです。

松下さんはこの話を紹介して、
めまぐるしい時代には西郷さんよりも竜馬の
意見に賛成と仰っています。

今回の会社名の変更も、時代の流れに従った
結果なんだろうと思いました。
偶然、本で松下さんの話を読んでいたところ
だったのでなんだか味わい深いなんとも
いえない気持ちになりました。