高校時代、あまりにも理不尽な英語教師が居て、大変苦労しました。
どう対処していいかわからず、ひたすら耐えていました。
かなり心をすり減らしていたので、思い出すだけで心苦しくなります。
かつての私のように理不尽に苦しんでいるあなたに「理不尽の解決法」を伝えたいと思います。
心理学では理不尽を「ダブルバインド」と言います。
相反する命令を同時に与えられ、どうしてよいかわからない状態に陥ることという意味です。
上司に「そんなことくらい自分で考えろ！！」と怒られたあと、自分でやると「なんで俺の指示を求めないんだ！！」と怒られる。
教師に「もう帰れよ！」と怒鳴られて、しぶしぶ帰ろうとすれば「なんで帰るんだよ！？」と怒鳴られる。
などが挙げられます。
理不尽は精神病の原因になるほどのストレスを生むことがあるのに、我慢しようとする人がほとんどです。
なぜ我慢してしまうのでしょうか？
・理不尽が実は解決できることを知らない。
・どのように解決するのか方法を知らない。
という理由が挙げられます。
ここで、しっかりと解決する方法を見てみましょう！
(1)矛盾するふたつの命令の共通点（メッセージ）を見つける。
上司は、私自身で考えつつ、上司の指示を仰げと言っています。
よく考えてみると、「実は矛盾してないかも…？」と思いませんか？
そうなんです。
上司は「自分で考える姿勢を大切にしてほしいが、その決定は上司の判断を求めなさい。」ということを伝えたかったのです。
(2)そのメッセージを実行するか、切り捨てるかを選ぶ。
ではこの場合、どのようにすればいいのでしょうか？
質問をする際、「どうすればいいですか？」とすぐ答えを聞くのではなく、「私はこう考えたのですが、いかがでしょうか？」と自分の考えを示して、それに対する賛否を求めるということで改善されると思います。
きっと最初は「なんて理不尽な上司なんだ！」と思われたと思います。
しかしメッセージを読み解くと、解決策が自然と見えてきました。
では、1%の解決できない理不尽とはなんでしょうか？
それは、「悪意のある理不尽」です。
「右を見ながら左を見ろ！」「東京から大阪まで1分で行け！」など物理的に解決できない理不尽のことです。
このような理不尽は「モラハラ」に該当し、社会的にも問題視されていますので、あまりにもひどい場合には専門家に相談しましょう。