波がある。
体調も、精神も。

居心地の良い安全地帯で寝っ転がっていると、自分が病んでいること自体が嘘なのではないかと思う。
休職とかする必要なんてなくて、ただの怠け心では?って。
甘えてるんじゃない?って。

でも、その数十分後。
自分以上にダメな人間なんていなくて、それこそ郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、何なら誤報の緊急事態速報も私のせいじゃないかと思えて死にたくなる。
でも、死ぬと色んな人に迷惑がかかるから、産まれてこなかったことにしたい。

だいぶ慣れっこになってきた動悸と息苦しさ。
でも、世の中の人、みんなこんなんじゃないの?
自分だけ甘えてるんじゃないの?
色々考えて訳が分からなくなる。

インフルエンザが流行っているときに自分も罹患したとして、他の人も高熱が出て辛いんだよと言われても、自分は楽にならない。
皆が辛いからって、苦痛を分散させられるわけではない。

だから、人の経験は聞かないし必要ない。
比べても意味がない。
と、思えるときもある。
全く強くなれないときもある。

小波ならいいのだけれど、荒れ狂う日本海並みだから疲れちゃう、病んじゃう。
元々お酒は好きな方だ。
毎晩ではないけれど、飲む時はけっこう飲む。
基本的に陽気なお酒。

それが変わった。
平日は仕事。
寝なきゃいけない、でも眠れない。
眠れないと思えば思うほど目が冴えてくる。

今まで驚異的な寝付きの良さを誇っていたので、ちょっと眠れないだけでも大事だ。
そこでお酒に助けてもらう。
酔って寝てしまおうという算段だ。

酔っ払えば不安感が紛れるという利点もある。
でも失敗すると、もう、今すぐ死んじゃおう、みたいな気分になる。
ただ、酔っ払えば眠くなる。
だから飲む。

飲んで寝る。
というか、飲みつぶれる?
こうやってアル中になっていくのかも。
と、思って怖くなった。

死ぬか、アル中か。

朝から同じことを延々と繰り返す。
今日は、左手の小指にかけた輪ゴムを引っ張りながら順繰りに親指まで移動する、ということを一日中していた。

きっかけはたわいのないことだと思うし、何の意味もないし、生産性もない。
でも、取り憑かれたように一日中。
自分の動悸を聞きながら、不安感に苛まれながら、ひたすら輪ゴムを移動する。

途中でちょっと思う。
「これじゃノイローゼみたいじゃん」
そして気付く。
「精神がおかしい判定されて薬出てるじゃん」
じゃあ仕方ないね。

何かが危険領域なのに、行動自体が無害なので多分どうする必要もない。
そんな私の左手には、今も輪ゴム。

この輪ゴムを移動し続けないと死ぬ。
みたいな。
全くもって笑い話しだわね。

薬が効いて眠るまできっと続ける。
だって今もやってるから。
意味がないことがわかっているのに止められない。

何だこれ。
私の脳みそ、どうなっちゃってるの?