四面楚歌。
文字面や意味はわかっていたつもりだったけど、実感することがあるとは思ってもみなかった。
四面楚歌は、四方を敵に囲まれたことが問題なのではない。
自分を取り囲む敵から故郷の歌が聴こえてきたから心が折れたんだ。
敵を乗り越えた向こうに味方が待っていると思うから頑張れるのに、敵の中に味方がいる。
裏切られたのか。
そもそも味方なんていなかったのではないだろうか。
どこで間違ったのか。本当に自分は間違ったのか。
自分が悪いのか。他の誰かが悪いのか。
わかっているのは、自分が負けたという事実。
そして、もう誰も信じられないということ。