世の中には様々な療法があり、それぞれにそのプロフェッショナルがいます。
それと同時に様々な愁訴に悩み苦しんでいる方々がいます。
そしてどの療法やどの先生が合うかも千差万別の組み合わせがあります。
たとえばカイロプラクティックが効く方もいれば、鍼灸が効く方もいるということです。両方効くこともあるでしょう!
日々臨床していれば、自分の専門ではなかなか結果が芳しくないケースに遭遇することもあります。
私の専門はカイロプラクティックです。脊椎サブラクセーションが直接的な起因となっている心身の不調には当然絶大な効果があります。
直接ではないにせよ身体にいい方向へ変化をもたらすため、定期的に必要なタイミングでアジャストしていれさえすれば、だいたいは間接的であっても患者さんが訴える不調は時間の経過と共に改善していくケースがほとんどです。
しかし中には枝葉の部分は良くなっていっても、幹であり来院する一番の目的である主訴というものがどうしても変化していかないケースも当然あります。
そんな時どうするか?
カイロプラクティック的にはこうでしょう。
「患者の訴えが治らなくてもカイロプラクティックのケアをやめるべきではない。カイロプラクティックの目的とはサブラクセーションのアジャストをきっかけとし、潜在的に備わっている力を最大限発揮させることであって、病気や症状の治療ではない。神経の滞りのない伝達は有益なことである。」
カイロプラクターとしてはまぁたしかにそうだとは思います。何故ならカイロプラクティックのアジャストは身体の全体的な健康に有益な行為であることに間違いはないからです。主訴という幹は変わらなくとも枝葉は変わりますし、サブラクセーションのアジャストはかなり価値ある行為だと実践してて思います。
ただしそうはいっても一番の目的である主訴が改善されなければ患者さんは辛いままです。そういう時治療家は、そしてカイロプラクターはどうすべきでしょう?
以前そういうケースに出くわした時、患者さんのことを考えて他の先生を紹介したことがあります。そうしたら喜ばれるどころか、かなりの剣幕で怒られてしまいました。
「先生を信頼してるからこそここに来てるのに見捨てるんですか!?諦めるんですか!!?」
こんな感じで延々と小一時間。
大学での教育でも尊敬する先輩でも、自分のアプローチで難しい場合は他の専門家を紹介する必要性を説かれていましたし、こちらとしては良かれと思って言ったことなので、かなり驚きましたが
「なるほど、そう思われる方もいるのだな。。」
と、勉強にもなりました。
現在では患者さんが一番望む不調の改善が難しくとも自分から諦めることはありませんが(アジャストを開始して一年以上経ってから改善し出すということも実際にあるからです)患者さんの発する微妙な信号はキャッチしようとアンテナを張っています。
中には「他の先生のところに行ったら先生に悪いんじゃ…」と、こちらの胸が痛くなる様な理由で気を遣われる方もいますし、カイロプラクティックと同時に他の療法は受けたらいけないと思っている方もいます。
カイロプラクティックを含めて世の中の療法には、「他と併用しないでください」と先生から言われることもあります。
私としてはしばらくの間は何かに絞った方がいいとは思いますが、それで結果が芳しくなかった場合は何らかの療法を受けた当日~三日くらいは何もしない方がいいと思いますが、他の療法を柔軟に併用することはありだと思っています。むしろカイロプラクティックで神経の流れを整えた状態を作っておけば、相乗効果すら生み出すのではと考えています。(これは今まで何らかの薬を飲んでいた患者さんがカイロプラクティックを受け出したことによって、薬の摂取量が減ってくる、または必要としなくなることなどからも裏付けられる考察です)
一つの療法で完全に良くなれば必要ないかもしれませんが、それにしたって人間たまには癒されたいこともありますし、治っていかない場合は尚更他のプロフェッショナルの介入が必要なことも往々にしてあるでしょう。
何よりも一番大切なことは患者さんの利益!つまりは健康を取り戻すということです!!
僕はありがたいことにその道のスペシャリストといえる先生の知り合いが数人います。自分の患者さんや家族は心底信頼できる先生以外に紹介などできません。
何が患者さんにとって一番の利益となるか。
医師、カイロプラクター、鍼灸師、マッサージ師、柔整師、整体師、アロマセラピストなどなど、健康に携わる人が肝に命じておかなければならないことは正にそれですね!!
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