「人の気持ちに寄り添いたいのに、
価値観が違うと共感できなくて心がモヤモヤ…」
「無理に『そうだね』と言って
かえって自分が疲れてしまう…」
本当に優しくありたいからこそ
共感は悩みのタネになりがち。
今日は、そのモヤモヤを
軽やかさに変える
『本当の共感』の使い方をご紹介します。
『共感と同感の違い』が分かると
意見が違っても関係は悪化しません。
『共感できない私』を責める前に…
起きやすい2つの罠
罠①
無理な同調で自分が苦しくなる。
本当は違うのに「わかる」と合わせ続けて
自己否定&疲弊。
罠②
賛成できない
=寄り添わない、になってしまう。
「同意できないから共感できない」となり
関係がギクシャク。
【共感】と【同感】の決定的な違い
【同感(どうかん)】
・中心:自分の意見
・行為:相手の意見に賛成・同意する
・焦点:言っている内容が正しいか
・結果:意見が違うと成立しない/依存を生みやすい
【共感(きょうかん)】
・中心:相手の体験
・行為:自分の賛否を脇に置き、相手の感じ方を理解しようとする
・焦点:「いま、そう感じている」という事実
・結果:意見が違ってもいつでも可能/安心と信頼が育つ
例:「あの人が許せない!」
・同感=「そうだね、ひどい!」(賛成)
・共感=「“許せない”ほどつらかったんだね」(気持ちに寄り添う)
共感を“楽に”使う3ステップ
①一時停止
心の中のジャッジ(良い/悪い・賛成/反対)を
まずは一旦保留してみましょう。
相手を変えようとせず
「わかろう」とする気持ちだけで十分です。
②となりに立つ
自分の価値観を脇に置き
相手のフィルターで世界を眺めるように想像してみてください。
自分の中の正しさを少し横に置くだけで
見える景色が変わります。
③確認する
そっと気持ちを確かめてみましょう。
「こう感じたってことで合ってる?」
「それだけつらかったんだね」
「私の理解、ズレてたら教えて」
たった一言の確認が
本当の共感を生み出します。
この3つを意識するだけで、
共感は「頑張ること」から「自然にできること」に変わっていきます。
“同感にしない”共感フレーズ集
相手の気持ちを否定も肯定もせず
「あなたの感じ方を理解したい」という姿勢を伝える言葉です。
無理に「そうだね」と言わなくても
心を寄せることはできます。
「そう感じたんだね」
→ 相手の感情の存在をそのまま認める言葉。
「それだけ苦しかったんだね」
→ つらさの深さに共感し、否定しない安心感を与える。
「私の理解、合ってるかな?」
→ 理解したい気持ちを伝えながら、相手に主導権を戻す。
「そういう見方もあるんだね」
→ 違いを尊重しながら、対立を和らげる。
どの言葉も、“同意”ではなく“理解のサイン”。
相手を変えずに、関係がやさしく整っていく魔法のフレーズです。
NG(疲弊と誤解の元)
・「わかる、わかる!」の連発
・すぐ解決案
・「気にしすぎ」
共感と境界線巻き込まれないための3つの合言葉
「共感」はやさしさの表れですが
境界線を引かない共感は“共倒れ”になってしまうこともあります。
■時間を決める
今日は15分だけ聴くね、など
時間を区切ることで、無理なく
「安心して共感できる空間」を作れます。
優しさを続けるための、やさしいルールです。
■役割を明確に
“聴く人”であって“解決する人”になりすぎない
「今は聴く時間」「助けるのは専門家や時間の流れ」
と区別するだけで、心の負担がぐっと軽くなります。
■セルフケアの合図をまつ
胸の圧迫感・呼吸の浅さ=休憩サイン
誰かの話を聴いていて、ふと息苦しくなったり
胸が重く感じたらそれは心のSOSです。
それが“巻き込まれない共感”の第一歩です。
共感を使うと起きる3つの良い変化
①自分が疲れにくい
(無理な同意が不要)
→ 「わかる」と無理に合わせなくていいから
心にゆとりが生まれます。
②意見が違っても関係は良好
(否定せず尊重できる)
→ 「あなたはそう感じたんだね」と受け止めることで
対立せずに関係が深まります。
③相手が安心して本音を話せる
(信頼が深まる)
→ 否定されない安心感が、心を開くきっかけになります。
あなたの存在自体が“安心の場”になるのです。
まとめ
賛成できなくても、共感はできる
- 同感=賛成/共感=理解(別物)
- 共感は「あなたはいま、そう感じている」を確認し受け止める姿勢
- ひと言「合ってる?」を足すだけで、会話が軽やかに
今日のどこか一場面で
確認のひと言をそっと添えてみてください。
それが“本当の共感”の第一歩です。

















