「身体の声を聴く」ってどんなことでしょう?
私の体験をお話しします。
私は15年ほど前に心理領域の勉強を始めました。
その時同時に、スピリチュアルと呼ばれる領域の先生とも出会い、その先生が鍼灸の専門家であったことから、
自分がいかにこれまで身体を顧みて来なかったか?を初めて知ることとなりました。
その先生に初めてお会いした時に私が言われたこと。それは、
「もっと身体を大事にしないと。身体は地球からの借り物ですから。」
当時ピンと来なかった「身体は借り物」という意味は、その後分かることになったのですが、ここではそれは置いておくことにします。
それで、とにかく、当時の私は自分が身体をないがしろにしていた自覚はありませんでしたが、逆に言えば、身体を大切に扱って来た覚えもなく、
要するに身体というものに対して非常に無頓着であったことは確かだ、という結論に至りました。
自分の身体は自分のものだから、自分の思った通りに動くのが当たり前、みたいな感覚がありました。
今思えば、当たり前ではないのですが、当時はそんな誤解をしていました。
そこから、少しずつ身体に意識を向けることを覚えながら、基本的には心の勉強をしてきたわけですが、
今の私の認識では、
「心と身体は繋がっている」
と言うよりも、
「心と身体はひとつのものである」
という方がよりしっくり来る感じがします。
「心」というものがどこか離れた場所にあるかのようなイメージを持てば、
「心と身体は繋がっている」
となるのでしょうが、
今の私の認識では、身体に備わる感覚器官によって感知された感覚の延長線上に感情や認知があるので、心と身体は分けようがない、と考えています。
ひとつのものの両面、という感じかな。
※ここでの「心」は、肉体がなくなった後に残ると言われる「魂」のようなものとはまた別の話です。
なので15年前以前の私は、身体を顧みていなかったと同時に、心も顧みていなかったのだろうな、と思います。
この15年で、随分身体を感じられるようになった私は、
つい最近、身体から教えてもらう経験をしました。
長年、「本当は嫌だ」と感じていたけれど、自分では気づかないフリをしていたことがありました。
ある日、めちゃくちゃ身体がいたくなって、
なんで急にこんなに痛いんだろう?と不思議がりながら何日も過ごしました。
3 週間程経ち、「こんなに痛いのはもう耐えられない!」
と思った時に、ふと「あること」が頭をよぎりました。
それで、半信半疑だったのですが、心の中でこう言いました。
すると、なんということか、
3週間続いた痛みが急に和らぎ
その日じゅうには消えてしまいました。
気のせいかと思ったけれど、気のせいじゃなかった。
そう思いました。
これは人にもよると思うのですが、
私は心理的な苦痛に対する耐性が比較的高いのです。
なので、ついつい無意識に我慢しやすいところがあるのですが、
身体の痛みは非常に強く訴えかけて来て、スルー出来ませんでした。
私にわかりやすく教えてくれた身体に感謝だなあ、と感じた出来事でした。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。
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