人生の中で、
やりたくない仕事をしたと思う時期がある。
会社員時代には、そんなことのひとつやふたつ、誰でもあるんじゃないかな。
私はふたつ。
ひとつは、セミナー講師の仕事。
IT会社で新しいITツールの使い方を教える講師業務ばかりはか、カリキュラムや教材作りやスクール運営を任された数年間。
学校の先生とか向いてないと思い込んでいたので、すごく嫌だった。
けどなぜか、当時の上司からは才能がある、と任命された。
もうひとつは、バーンプロジェクト(火を吹いた案件)と呼ばれるトラブル案件の火消し担当プロジェクトマネージャー。
納期遅れたなどで問題となり、烈火の如く立腹する顧客のもと、突然送り込まれ、謝罪から始めてプロジェクトを立て直し、顧客満足を得て、最終的には追加予算をもらうという、難易度の高い仕事。
このときは、まだ若かったから、
自分がした失敗でもないのに謝り続ける仕事が辛くてたまらなかたった。
けどね。
振り返って気づくと。
どちらも、今の私を作ってくれた。
とても今に役立つ仕事だった。
才能って
そうやって、磨かれるのかもしれないね。
嫌で仕方がないのに逃れられないときは
そうやって何かを磨いているのかもしれない。
そんな考え方もありかな。