人を癒してあげたいと思うとき。 | 囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

東京池袋の隠れ家的一軒家セラピールーム。公認心理師常駐。インナーチャイルドカードを使って心と対話をする技術を教える活動を通じて、多くの人が幼少期の体験の影響を無自覚に今も受けていると知りました。。それに気づいてもっと自由に生きられるようサポートしています。


仕事柄、心理セラピストになりたい方にたくさんお会いします。

そんな中、
ものすごくよく聞く言葉が

「人を癒してあげたい」

というもの。

セラピスト養成講座などの中で、私がその方達にお伝えしていることは、

人が人を癒してあげることはできない

ということです。

えっ!
心理セラピストって人を癒してあげる仕事じゃないの?

そう思われた方へ。
心理セラピストの仕事は、人を癒してあげることではありません。

じゃあ、何?

心理セラピストの仕事は、人が自分を癒すためのお手伝いをすること、だと私は思っています。

人が人を癒してあげることなど出来ないのです。

えっ?
セラピーとかの目的って、「癒し」じゃないの?

セラピーの目的は「癒し」です。

セラピーを経て、
人は癒された状態になる。
(すべての癒しにセラピーが用いられるわけてはありません)

でもそれは、
セラピストがクライエントを癒してあげるわけではないのです。

自分を癒すことが出来るのは、
実は自分だけ。

どんなに人の力を借りようとも
最後にその力を借りて自分を癒すのはその人自身なのです。

セラピストの仕事は、
その人が自分を癒すために必要なあの手この手の手助けをし、
最終的にその人自身が自分を癒すのを待ち、
見届けること。

そして、
あなたには自分を癒す力があった
ということの証人となること。

それが、
クライエントがセラピーを卒業して自分の足で立って歩き出す力になります。

そう、セラピーの本当のゴールはいつも
「癒し」の先にある「自立」なのです。

だから、
どんなにクライエントが目の前で笑顔になろうとも

クライエントが自立出来ないのであれば、

それは本当の癒しではありません。

自立が起こらないとき
そこには「共依存」が起きている。

冒頭の話に戻りますが、

「人を癒してあげたい」

という強い欲求はしばしば、
共依存を生み出す原因になります。

なぜならそれは

「私が、人を癒したい」

というエゴの働きだからです。

「癒してあげたい」
「癒しを与えたい」
「笑顔にしてあげたい」
「気づきを与えたい」
「気づきを起こしたい」
「変容させたい」

みんな同種です。

これらの言葉を自分が使っていたり、

使っている言葉は
「気づきをサポート」
「癒しのお手伝い」
だとしても、

本当に思っていることが
「癒したい/与えたい/起こしたい」
だとしたら・・・。

気づくべきことがひとつあります。

そこに
「癒やしてほしい自分がいる」ということ。

「頼むから誰か私を癒して」
という悲痛な叫びが秘されているということ。

人は
自分がしてほしいことを
人にしようとするものです。

そのことに気づいたら、
人にするのではなく、
自分にしてあげましょう。

その時、
誰かに癒してもらうのを待つのではなく、

自分が自分を癒すのだ

と決めることです。

自分が自分を癒すことを 決意した時、

あなたは
人を癒してあげることなど必要ないと知っているあなたになるでしょう。

それが
セラピストマインドのベースになります。

ようこそ、
セラピストの世界へ。


 

 

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