突然ですが「やる気が出ないとき」ってありませんか?
やらなきゃ、やらなきゃ、と思うことがあるのだけど、なんだかちっともやる気が起きない。
四六時中そのやらなきゃ、って気持ちが頭の隅に張り付いているのだけど、
なぜだかちっとも行動には結びつかない、あるいははかどらない。
そんなときは余暇も絶えず気持ちだけが焦っているので
休んだり楽しんだりもできないものです。
それはね、そのやらなきゃ、って思っていることを
「とことんやらない!と決めてみる」ということです。
これは私のやっている心理療法のベースになる考え方の応用です。
その考え方とは
「人は今やっていることが一番やりたいこと」
いやいや!
そんなことはない
と反発したい気持ちはよくわかります(笑)
けれど、もしあなたが今やっているそのことが、
誰かが物理的にあなたを後ろから羽交い絞めにして、そうさせているのではない限り、
あなたはそれをそうしたくてやっています。
というのが、この考え方です。
よくよく考えてみると
最終的には気づくのですが、
例えどんなに
「それを望んでいない」と思っていたとしても、
あなたが今それをしているということは、
それをしていた方がいい、あるいは
これは心理療法の原則にもなる考え方ゆえに、話が大ぐくりになりそうなので、タイトルのケースに話を戻しますと。
「やらなきゃと思っているのにやる気が起きないとき」というのは
「やらない方がいい事情」あるいは
「やらない方がマシな事情」があるんだということです。
もちろん、これは意識できる領域以外での判断のことも多く、だからこそ
なかなか気づけずに、やれない自分を責めたり、焦ったり、悩んだり、ということをしがちです。
が、さっきの理屈で言えば
「やらないにはやらない事情がちゃんとある」わけなので
責めたり焦ったり悩んだりすることは、基本的に何の解決にもなりません。
っていうか、百害あって一利なし、です。
それが、「とことんやらないと決めてみる」ということです。
焦りも悩みもみんな脇に置いて
「今はやりたくない自分」を尊重してあげるのです。
「やらない」と決めるのですから
とにかく、まあ、やってみるとですが
必ず、どこかで自分の中に新しい感覚が湧いてきます。
それはいろんなパターンがあるでしょうね。
「あれ?もしかしてやらなくていいんじゃない?」
かもしれないし
「あれ?なんだかちょっとやる気が出てきたぞ。ちょっとやってみようかな。」
かもしれないし
「やっぱり嫌だ!やりたい!」
かもしれません。
やらなくていいんじゃない?
ってなるのなら、もしかしたらそれは最初から
「やらなきゃ」って勘違いしていたことかもしれません。
だんだんやる気が出て来たのなら、もしかしたら、あなたは少し疲れすぎていたのかもしれません。
単にエネルギー不足だっただけ。
充電完了でやる気が出来たたのかもね。
やっぱりこのままずっとやらないのは嫌だ!
ってなるのなら
それはあなたの本当にやりたいこと。
だったら、どうやったら出来るのか?
もう一度真剣に考えてみましょう。
そのときあなたは「やれる方法」が見るかるまで、考え続けることが出来るはず。
「やりたいのにやる気が出ない」とお悩みのあなた。
「とことんやらないと決めてみる」
よかったら試してみてくださいね。