炉から風炉へ、今回は灰作りです。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

タカポンの裏千家茶道教室入門

~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

 

まずは炉から灰を出して(これは前回紹介)。

 

 

 

 

それをバケツの中で、、水で清める。

その前にフルイでふるって、、

炭がらなどを取り除き、、。

 

 

ゴシャゴシャ、、、水洗い。

 

 

 

それから園芸用で苗木を置くネットに布を敷いて(ナイロン風呂敷使用)

水を取り除き、、

 

 注、伝統的にはゴザを使うのでしょうが、

   師匠、以前はゴザを使ったものの、、灰に無駄が多い、

   乾きが悪いので最近はこの方法を取っています。

   新案特許です。

 

 

そして乾燥。

この日は午後から曇りがち、、

 

あまり良く乾きませんでした。

 

 

日差しを求めて移動して、、

 

 

乾かしたら、、今度は大きなバットの中で

 

 

チョウジを煮立てた液で、色つけと殺菌。

 

カビが生えたら臭いですから、、。

 

 

 

乾かしていますが、、初日乾ききらず、

翌日は雨。

 

室内で乾かしています。

 

 

そして、、

 

 

乾かしたところに

チョウジの液を入れて、、よく揉み込んで

液と灰をなじませます。

 

 

五月晴れの中、、頑張る師匠!

 

これを乾かして、、炉用の灰に

若干湿り気を残して、、、湿灰に。

それぞれ容器に格納してできあがり、。

 

文字通り「丹精な湿灰」となりました。

 

今回はチョウジは

粉末のものを使用。

さてどうなんでしょうか。

 

これです。

 

 

普通は、夏のものすごい暑さの中でやるようですが、、

この猛暑の年が多い中、それは命を縮めます。

 

そんな中で師匠なりの工夫で、、湿灰作り、今年も無事終了です。

 

お疲れ様でした。

 

五月の節句の飾り付けもしてあります。

 

 

 

こんな平和がいつまでも続きますように。

 

ウクライナの人たちの苦しみが、早く軽くなりますように。

 

それでは。