釣釜から透木釜へ、あっという間に4月です。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

茶名の引き継ぎの後、、

ちょっと間が空きましたが、もう4月、、。

 

透木釜(すきぎがま)の季節です。

 

これが、透木釜。

 

 

ちょうどUFO,あるいは、土星の輪っかみたいに、ヨコからなんというか、帽子ツバのように

くるっと出っ張りがあります。

 

炉に置かれた小さな板、,これが透木。

 

 

桜でできていて七代の宗匠、竺叟(ちくそう)さまのお好みとか聞きました。

 

桜以外に、朴(ほう、利休好み)、桐(三代宗湛好み)などを使うようです。

また梅(十三代圓能斎好み)などもあるとか。

 

炉の時期の最後に登場する釜ですね。灰がうずたかくなって,,という、ことからなんでしょうか。

 

そして軸は、、

 

 

一花開き天下春なり、、もう花は満開で,ちょっと時期遅れなんですが、、。

 

花入れは、船のような形のもの。船花入。

花は、侘び助、天竜寺月光(てんりゅうじがっこう)、

そして白の山吹のつぼみ。

 

 

船出を表すように、右向きになっているそうです。

新たな人生の門出を祝す意味です。

 

私もすっかり退職、、ほんの一部カウンセリング関係の仕事は続けますが、、まあ無職。

 

お弟子さんにも新たな人生の門出を迎える方がおいでになると言うことで。

おめでとうございます、、ですね。私は少し、、寂しいかな。

 

 

春爛漫,,桜もきれいです。

 

 

 

そうそう、忘れる所でした、3月後半の釣釜の時の床、と花,軸は。

 

 

まず軸、悠然として南山を見る、です。

 

 

 

 

花は,椿、玉之浦、、それにキブシ。

 

 

我が家の庭では,今年はシャクナゲが咲いています。

今年はたくさん咲きました。

 

 

 

そしてこれは二輪草。

 

他にもいろいろ咲きそうですが,,またおいおい紹介いたします。

長くなったのでこの辺で閉じますが、


あっと言う間に、初夏になりそうですね。

暑かったり,寒くなったりしています。

ご自愛ください。