大炉から釣窯へ,大炉の灰はこんな風に無駄を省きました。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

さてさて2月も終わりとなるので,大慌てで,大炉から普通の炉にチェンジです。

 

まずは大炉の灰を取り出します。

 

 

 

そうすると大炉の中の方はこんな風になっています。

 

 

こうすることで灰の量が三分の二ですみます。

 

ただこのレンガや缶をうまい具合に納めるのには,なかなかの苦労でした。

試行錯誤のうえこんな風にするのがベストでした。

 

これがベストのレンガ配置。パズルのようでした。

 

 

 

 

そして畳を普通の炉用に取り替えて、

 

 

もっともその前に大炉の上に特注の鉄板を載せます。

これがないと薄い板ですと,畳がぺこぺこへこむのです。

 

知り合いの大工さんを通して作ってもらったもの。

 

これが重い。10Kg位ありそうで,去年は重くて落として足の骨を痛めるところだったそうです。

幸い畳が傷ついただけですみました。

けっこう道具の交換も命がけですね。

私も一生懸命お手伝いです。

 

鎖を天井からつり下げ、

 

 

 

こんな風に釣釜が下がりました。

 

 

ちなみに炉用の灰はサラサラ。

 

 

ほこりが舞うように,飛び散ります。

ですから畳の上には大きな布を敷きました。

この先、この灰をまた洗うとのこと。

そしてまたチョージ(丁子)で,色やにおいをつけます。

 

なんとも大変なことですね。

 

やっとこさ完了。

なんと2日がかりでした。

今日から釣釜のお稽古です。

 

それでは。お天気荒れませんように!