11月、風炉から炉へと変わります。しまうのも準備も大変です。 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

炉開き、、などといいますが、なんとも趣ある茶室の炉です。

きっと、囲炉裏から来たんでしょうか、それともそもそも庶民は土間に暮らしていて、度までしていた焚き火がそもそも何でしょうかね。これが今年の最期の風炉の佇まいです。そして炉はすでに出されています。

 

 

 

 

これから、この風炉をお稽古後には、しまいます。

 

 

 

さて、片付け始めます。

まず五徳を取り出しきれいに水洗い、それから熱湯をかけて、ひたすら天日干し。

 

 

次に灰を取り出しますが、それをフルイでふるってたまったゴミを取り除きます。

 

 

風炉の下には、こんな感じの素焼きの敷瓦があります。

 

 

敷瓦の下には、奉書紙が敷かれています。焦げてますね、見事に。

 

そうして、きれいに灰を取り除いた風炉を、きれいに清めてしまいます。これにて一件落着。

 

風炉をしまうのも大変ですね。炉を出すときはもっといろいろあるようですが、今回はまずは風炉のおしまいのかていをしょうかいしました。そのままにしておくと、灰は湿って臭くなるし、ホコリにカビも出るし、五徳が錆びるそうです。なかなか大変ですね。

 

ちなみには、床には、カマツカの赤い実が飾られ、白菊、ホトトギスです。これからはツバキが茶室を飾ります。すでに花開いているツバキもあり、これまた大変ですね。茶人も。

真面目にやるとキリがないみたいです。腰痛のわたしはただみているだけでした。

 

 

 

タカポン先生お疲れ様。