9月といえば、中秋の名月、、、かなり遅ればせながら、その時の茶室のしつらえです。どうも怠慢ですみません。
あのときはなかなか名月を撮影できなかったのですがその後一瞬、姿を現しました。
大きな望遠で撮ればいいんでしょうが、まあ手持ちですし、それなりということでお許しを。
そしてその時のお花、
鶏頭と右端はサクラタデ、拡大して帰ってわかりにくいです、黄色は女郎花。
そして、釜と灰型。
お見事というか、いつもよく作っています。
こんな風に完成品を収めているようです。稽古のたびごとに作っては壊し作っては壊しです。
待合はこんな感じ。
菊とチョウです。
ところでこの花?なんでしょう。ムクゲ???いえいえ。。
あの野菜の、オクラの花でした。芙蓉の仲間と聞きました。きれいですね。今年はキュウリ、ナス、オクラが豊作でした。水害に合われた玉ねぎ農家、人参農家の方、、、なんと申し上げていいやら。
オクラの花があまりにきれいなので、関係ないけど紹介しました。
そして今、稽古中の茶室は
こんな感じ。陶淵明が、左遷され田舎暮らしになりましたが、それを嘆くのではなく、田舎生活最高!!という気持ちを読んだ詩の一節です。「東の垣根のところでは秋の景色が最高だよ!」と言ってるのだと思います。左遷され嘆いちゃった杜甫??、恨んじゃった天神様(菅原道真様)とはちょっと違ったみたいです。負け惜しみ?、、でもいいじゃないですかね。でも田舎は最高ですよほんと。この頃もずがキンキン、キーー、きーーー鳴いて、このあと75日で霜が降るんだといにしえの人は言ったそうです。暑いのも嫌だけど、寒いのも嫌だなあ、、なんて言ったら陶淵明先生に怒られそう、暑いときは暑さを楽しみ、寒いときは寒さに遊ぶ、、なんて言いそうですね。
(追伸、訂正、陶淵明は左遷でなく、自ら都会の役人暮らしに嫌気が差して田舎に引っ込んだんですね。でもどこそこの知事にならないか、、とか市長はどうだとか、お誘いがやかましかったとか。ということが今月発行の裏千家の茶道雑誌「淡交」に載ってました。)
そういえば昔、好きな書家の榊莫山様が「花あるときは花に酔い、風あるときは風に酔う、、」なんて書いていたような気がします。(実際は旧仮名、カタカナでした)
ということで、深まり行く秋を、楽しみましょうね。
そうそうお花は、
白のホトトギス、ヤバネススキ、などなどというところです。