めっきり寒くなり、北海道は大雪。いよいよ冬です。
日も短くなり、夕方5時には薄暗くなるので、夜咄の茶事には、夜中までならないので、いい時期です。
ローソク(和ローソク)を使ったりしますから、暑い時期ですとますます暑い感じにもなりますしね。
と言うことで、まずは今の茶室、、
軸は、
「開門多落葉」 門を開いたら落ち葉がいっぱい。まさに今の時期の光景です。
花は、ズイナの照葉、そして花が開いてしまいましたが、椿「京錦」、とか。
夜咄は当然、ローソクの明かりのみですから、暗いです。暗い中目立つように服装やら帯は白系がいいとか言いますが、道具はどうでしょう、と言うのでまずは水差しを選んだり、茶碗との相性を眺めたり、道具選びも大変です。
さて何にするのでしょうね。
あちこちにしまっていた道具を出してはならべ、そして検討する。
お茶道具だけでなく、懐石料理に使う道具も大変です。
学生の頃は、いわゆる大寄せの茶会しか知りませんでしたし、それが茶会とのみ思ってましたが、炭手前やら懐石料理やら濃茶席、薄茶席などの流れが、続くんですね。
いやはや奥の深いことで。
いわゆるお茶会も、この流れの中の濃茶席、薄茶席をピックアップしたものと、最近知りました。
正午の茶事、朝茶事、口切の茶事、などなど茶事も様々。
立派な道具の並ぶ大寄せの茶会、それはそれでもいのでしょうが、こじんまりした、仲間内の茶事もいいものだと思います。
今回はタカポン先生の裏千家教授の許状をいただいた記念です。なんせ、しがないサラリーマンの妻であったタカポン先生。わずかなこずかいやら何やらでコツコツ集めた道具での身の程にあった質素な茶会です。
ちょっと気張ったのは、家元様の軸くらいでしょうかね。
12月の5,6日に実施される茶事に向け、我が家は動いています。
そうそう、茶釜もなかなかの名品とのこと。
人間国宝、角谷一圭さんの御作です。
この地肌がいいですよね!
と言うことで、次回はお茶事の報告になると思います。