京都に教授資格の拝受に行くタカポン先生に付き合って、京都に行ってからどうもどことなく風邪のような、疲れたような感じがありました。そんなわけで茶室の様子も、月替わりで変わっているにもかかわらず、ご紹介が遅れました。
花入れが変わった傘の形のもの。面白いですね。それから床にはなぜか絹糸の糸巻。七夕様に関連していると思いますが、あとでタカポン先生に聞いてみます。
つゆに入って雨模様で、やっと畑の作物も一息、田植えもやっとできるようになったようです。
こんな感じの花入れです。床全体としてみると次のような感じです。軸は前に紹介したものです。花はシモツケ、ビヨウヤナギ、ミヤコワスレです。
山是山水是水
山は山、水は水、と言ってしまっては味もそっけもないですが。
柳は緑花くれない、、と言う感じですかね。円覚寺横田南嶺老子の言葉に鳥は飛ばねばならぬ、人は生きねばならぬ、、と言うのがあったように思うのですが(記憶違い、語句が違ってたらすみません)、なかなか難しい、ぐずぐずっとしてしまう私です。さてさて今月の軸はこうなっています。
「白雲抱幽石」 です。書かれたのは妙心寺の梶浦逸外、大宗匠の禅のお師匠様だとのことです。
意味は??雲が(霧が)岩山を包む感じは目に浮かびますが、幽石、が特に幽がはっきりしませんね。皆さんはどんな感じでしょうか?雄大、奥深い幽玄な奥山の岩??
お花は、こんな感じです。
シャラ、夏椿。シャラ双樹、あのお釈迦様の亡くなられたときに花を散らし枯れたという、花です。そしてビヨウヤナギ。傘の形の花入れが、何とも面白いですね。
最後に糸巻は七夕の趣向で、この時期のものなんだそうです。織姫様にちなんだものだと思います。
高級絹糸とか。
それにしてもお茶の世界はあれこれ奥深く面白いですよね。守り育てていきたいものです。
それではこの辺で。