大炉の準備を始めました | タカポンの裏千家茶道教室入門

タカポンの裏千家茶道教室入門

~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

 昔々、私が学生だった頃は、大炉などというものは全く知りませんでした。大炉どころか、炭手前なども知りませんでしたし、薄茶、濃茶の平点前を大寄せの茶会でたてて、それで完了、と思っていました。いやはやお茶の世界の、幅広く深いこと。


 この大炉、11代玄々斎が、囲炉裏をもとに考えたとか。


 まずはこんな風に茶室の畳を外して、



畳の下の様子  奥が普通の炉、手前が大炉


そうして灰を入れて。これが大きいだけに、灰も大変。



 灰を入れる師匠こと、妻殿。この灰つくりも

また一つの重労働。灰にも、いろいろ。

 炉、風炉、湿灰などですが、これはまたあとで、その時期に、どう苦労して作ったかを、ご紹介します。


 そして、灰を整えて、完成。


灰を入れて


 逆勝手、、とかいうのだそうで、入り方とかいろいろ、未熟者の私はよくわから

ないのですが、入り口も通常の、場所と違うようにするようです。

 

 茶室の感じは、こんな風になります。



出来上がり


juki

 掛け軸が入ると、ぐっと引きしましますが、構造上、写真には今回の主役の大炉君は左下のほうに隠れています。


 京間仕様なので、関東間より、畳が大きいです。柱を含めるか、含めないかの違いだそうで。


 2月からは、大炉。

 

 プライベートですが、私どものところにかわいいお孫ちゃまも生まれて、1月は初釜のあとてんてこ舞い?ありがたいことですね。


 そういえばここの社中の方も、出世してしたり、結婚したり(良縁に恵まれ)、お子様ができたりで、それはそれは結構なことが続いています。本音は、社中のお弟子さんが減ってしまってさびしい、、のでしょうが。


 ということで、お風邪などひかぬように、ご自愛ください。


 そうそう、軸は「春来草自生」でしたでしょうか、小さくて見にくくてごめんなさい。もし師匠に聞いて間違ってたら次回訂正します。