昔々、私が学生だった頃は、大炉などというものは全く知りませんでした。大炉どころか、炭手前なども知りませんでしたし、薄茶、濃茶の平点前を大寄せの茶会でたてて、それで完了、と思っていました。いやはやお茶の世界の、幅広く深いこと。
この大炉、11代玄々斎が、囲炉裏をもとに考えたとか。
まずはこんな風に茶室の畳を外して、
そうして灰を入れて。これが大きいだけに、灰も大変。
また一つの重労働。灰にも、いろいろ。
炉、風炉、湿灰などですが、これはまたあとで、その時期に、どう苦労して作ったかを、ご紹介します。
そして、灰を整えて、完成。
逆勝手、、とかいうのだそうで、入り方とかいろいろ、未熟者の私はよくわから
ないのですが、入り口も通常の、場所と違うようにするようです。
茶室の感じは、こんな風になります。
掛け軸が入ると、ぐっと引きしましますが、構造上、写真には今回の主役の大炉君は左下のほうに隠れています。
京間仕様なので、関東間より、畳が大きいです。柱を含めるか、含めないかの違いだそうで。
2月からは、大炉。
プライベートですが、私どものところにかわいいお孫ちゃまも生まれて、1月は初釜のあとてんてこ舞い?ありがたいことですね。
そういえばここの社中の方も、出世してしたり、結婚したり(良縁に恵まれ)、お子様ができたりで、それはそれは結構なことが続いています。本音は、社中のお弟子さんが減ってしまってさびしい、、のでしょうが。
ということで、お風邪などひかぬように、ご自愛ください。
そうそう、軸は「春来草自生」でしたでしょうか、小さくて見にくくてごめんなさい。もし師匠に聞いて間違ってたら次回訂正します。