いよいよ初釜準備中 | タカポンの裏千家茶道教室入門

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~芝刈り爺さんが綴る茶道歳時記~

11日に行われる予定の初釜に向けて、準備中です。蓬莱山飾り、柳の枝をだらりと下げた床、そしてこれは神社などでお浄めというか魔よけというか、そのための鈴などが置かれています。まだ正式な飾り方ではないのですが、着々と準備しているようです。師匠ことタカポン先生は、お昼に出す簡単な料理を何にするか検討中。なかなか準備も大変ですね。かくいう私は、もう少ししたら近くの山歩きのフィールドから何本かのウラジロの葉をいただいてきます。ウラジロは文字通り裏が白いシダ。この白いのは胞子、子孫繁栄、子宝たくさん!の願いでしょうね。蓬莱山飾りのエビ、これは本物では腐るし、臭いのでそれなりのイミテーションですがこれも長寿の象徴、いろいろめでたいものの寄せ集めです。床の柳は、これまたものすごく強靭で、強い命の象徴でしょうか。ほおっておいても夏ぐらいまで新芽をどんどん伸ばしていきます。一度庭先に挿し木で根が出たものを植えたのですがあっという間に大木になり、近所迷惑になったので切り倒しました。すごい力ですね。こうしためでたいものを並べ昔の方は命の繁栄を祈ったのでしょうね。ということで初釜準備の巻でした。書いているのは師匠の内弟子こと、芝刈り爺さん、さらに師匠の古亭主です。昔お茶を習ったものの、最近はとんとご無沙汰。妻殿の姿を見て再度お茶の良さを見直してみようかと思っています。