さて、立山砂防に戻りましょう。
また、つり橋を渡って、お仲間が戻って来ました。
登録有形文化財になっている白岩堰堤へ。
直ぐ上にある大堰堤。
昭和14年に完成した白岩堰堤の主堰堤。
管理用の橋の上から下を見ると・・・、
吸い込まれていくようです・・・・・・。
これは模型ですが、大堰堤から管理橋と主堰堤、
108mの急勾配を7基の堰堤で一気に下る白岩堰堤の全容です。
今回は実際の姿が見られなかったのが残念ですが、
コースや天候によって見られることもあるようです。
右側にはインクラインもあるので、実物が見たいもんです。
水谷平に向かう途中の有峰橋横の天涯の湯(足湯に入れます)で、
バス先行の1班と、トロッコ先行の2班が入れ替わります、
1班の2台のバスの先導車に乗って、いろいろ説明をしていただいた「お姉さん」は、
また2班の乗ったバスを先導し、戻って行かれました。
水谷からトロッコ区間は、奥のキュートなお姉さんがガイドしてくれます。
1班はトロッコの乗り場、水谷平へ歩いて行きますが、
この道は、先ほどの泥鰌池の山腹に続いている軌道の跡です。
途切れ途切れですが、610㎜軌道が残されています。
この「お姉さん」には、最初から最後まで面倒を見ていただき、
昼食時はお隣で、地元のお菓子をいただきました。
この隧道の先に水谷平がありますが、
先に、左の坑道に入り、内部を見学します。
外側の岩盤をアンカーで引っぱって支えているらしいのですが、
私らには、どうも理解できない、奇妙な構造物でした・・・・・・。
さて、軌道の残る隧道を抜けて、本日のハイライト、トロッコ乗り場へ。
車1台分の幅しか無い隧道は、常に仕事用の車が使っているので、
両端に信号がありますが、私らが出てきたときには対向が青信号になっていて、
お仕事の車が沢山待ってました。
徒歩やから、許してくださいネ。
隧道から続く軌道はアスファルトで埋められていますが、
その先に現役の軌道が現れました。
あれっ???
右上の引き込み線に、3両編成のトロッコ車両が2編成あるはずですが???
水谷平を出てすぐの谷にかかる橋が、
昨シーズンの土石流で破損したようで、
その橋の向こうでトロッコが待ってるので、
そこまで歩いて行くようです。
トロッコが待つところまでの途中の滝ですが、
上部の岩肌は、溶岩の柱状節理が見られ、
下には侵食を防ぐ何段もの堰堤が・・・、
なんとも不思議な景観です。
軌道用の新しい橋が造られています。
向こうには旧橋が見えていますが、
破損しているようには見えません。
でも近くへ行ってみると、
線路が、下のガーターもろとも曲がってました・・・。
急いで軌道上で2編成のトロッコ「人車」に乗り込み、発車しました。
続行運転の後ろ側から先行するトロッコが見えますが、
撮れたのはこれだけ・・・・・・。
立山は、今も崩れています。
まるでレイアウトのような610㎜スイッチバック軌道。
やっと出発点の千寿が原に戻って来ましたが、
1時間40分ほど狭い車内に閉じ込められて、
腰はイタイタ、頭はフラフラです。
私たちが乗ってきたトロッコ人車。
そして、その機関車。
直ぐに車庫に引き上げて行きました。
こちらは先行していたトロッコ。
無事、トロッコ乗車を終えましたが、
いろいろと反省点も多く、リベンジしたいものです。
これは博物館内のNゲージのスイッチバック。
やはりトロッコとなると、昔は、カトーワークスが主流でした。
夕暮れとともに、山はどんどん雲に隠れて行きます。
富山駅に帰る地鉄を待ってる間に、観光ルートのケーブルカーを。
さて、元酒屋の二代目様も加わって2日目の富山の夜です。
しかし昨日チョイスしておいたもう一軒は満員。
仕方なく、昨日の店に行っても満員。
やっぱり旨そうな店は、よく流行ってますわ・・・・・・。
あれこれ迷いましたが、なんとか良さそうな店に入り、
ひやおろしは無かったけど、日本酒で、トロッコ乗車の祝杯です。
まだシーズン前でしたが冷凍の白エビかき揚げ。
冷凍技術が良くなったおかげで、造りも美味しくいただきました。
玉子焼きの「あんかけ」が、なかなか美味かった。
元酒屋の二代目様は、富山ブラック(ラーメン)で仕上げでしたが、
私は腹がふくれてたので「明太ごはん」で丁度でした。
今日はグッスリ寝て、明日の高山線に備えましょう。