計算尺…知ってます?
大昔、計算機が大型のコンピュータか手回しのレジスターくらいしか存在しなかった時代に活躍した当時の最新ソロバンです。
掛け算、割り算、乗算や除算、サインコサイン計算や更に複雑な計算も出来るタイプもあったようで、特殊計算用はまた別に売っていたようです。
仕組みは単純で上段、中段、下段の数値で計算が出来るようになっています。
例えば3×2だと
1.上段の3にレンズをスライドさせ
2.中段は動くので2にスライドさせる
3.下段の数値には6が示されている
と言った具合で割り算は逆をします。
戦後スグくらいのモノですが、コレのお値段は当時の定価で2000円!
当時の2000円と言えば文房具としては超高額商品です。
まぁ業務用機器の一種として会社が購入していたんでしょうね
コレがこんなにも高価な理由は極力歪まない構造であるからと思われます。
歪みの少ない竹をさらにセルロイド(昔のプラスチックの代用品)でコーティングして、当時としては極限まで歪みを減らす設計になっています。
0.1mmでも歪んでしまえば全く違う計算がはじき出されてしまうので当時は精密機器の様に扱っていたんでしょうね
そして昔の人はコレで飛行機を設計し、宇宙まで行ったんだなぁ…やっぱり人類は凄いや…
ソヴィエト連邦がガガーリンを乗せて人類史上初の有人宇宙飛行を成功させた際、地球に帰還するためのカプセルに搭載された逆推進ロケットの点火タイミングを測るのにも使われていました。
1秒以下のタイミングの遅れも許されない世界でも使われていた計算尺ですが、今では電卓があるのでお役ゴメンと言う訳です。
コレのお値段は当時の定価の10分の1の200円でした~ラッキー?だったのかな?
自分では使えませんが、レザーケースだけでも300円くらいしそうなのでラッキーと言うことにしておきます。







