来る3月12日10時より、、静岡市議会生活文化環境委員会が開かれ、私が意見陳述を行う機会をいただきました。ほんの5分間程度、質疑があれば、多少意見を述べられ程度です。他の市民の傍聴も可能です。
2014年3月12日靜岡市議会生活文化環境委員会における意見陳述予定原稿
「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク 壷阪道也
去る2月21日、「容器包装リサイクル法を改正し、発生抑制と再使用を促進するための法律の制定を求める意見書」の採択を求める陳情をいたしました「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワークの事務局を担当しております壷阪が意見を述べさせていただきます。
2001年(平成13年)に循環型社会形成推進基本法が施行され、資源循環型社会形成のために、「3Rの原則」が法的に初めて明確に位置づけられました
つまり、資源循環型社会形成のためには、まず「発生抑制であり、次に形のあるものをそのまま使う、再使用が促進・優先される」ということでございます。「焼却処理してしまうことは、形のある資源を消滅させてしまう」ことでありますから、「リサイクル=再資源化することがリユースの次に大事」になってくるわけで、俗にサーマルリサイクルと言われる熱回収は、その最後の序列手段であります。
と同時にこの循環型社会形成推進基本法は「拡大生産者責任」つまり「生産者が製品の生産・使用段階だけでなく、廃棄・リサイクル段階まで責任を負う」という考え方が明確に盛り込まれております。生産者・販売者にリサイクルなど処理責任を負わすことで、その処理費用が製品価格に転嫁・内部化され、消費者は、それを買うことで直接的にリサイクル・処理費用を負担するという仕組みです。この拡大生産者責任が徹底されれば、リサイクルしにくいのもの、「処理する際に環境負荷が大きい製品や容器包装」がそうでないものと比べ、製品価格が上がり、市場からも淘汰されやすくなることが期待されたのでした。
又、2013年5月(平成25年)法に基づく第三次循環型社会形成推進基本計画が決定され、その一番目に「リサイクルに比べ取組が遅れているリデュース・リユースの取組強化」を上げています。
つまり、循環型社会形成のためには「拡大生産者責任の徹底」「2R推進」が基本にあるのです。
しかし、ご存知のように容器包装リサイクル法は、循環型社会形成推進基本法ができる以前、1995年(平成7年)に制定され、事業者・生産者の責任を一定考慮しつつ、市民が「分別」、市町村が「収集・選別・圧縮・保管」、事業者が「再商品化」の役割分担が決められました。しかし、実際の運用では収集・選別などが負担が最も重く、それを担う市町村はそのリサイクル費用の大半、8~9割を負担しなければならない制度になっているといえます。
例えば、容リ法対象品の中で、分別・収集費用がかかる「その他包装プラスチック」は、静岡市を始め多くの自治体、特に財政力の弱い零細自治体では、実施していないという実態があります。平成18年度全国の市町村の分別収集費用は3,056億円に対して時事業者の再商品化費用負担は482億円となっています。リサイクルを積極的にやろうという自治体のインセンティブが働かない仕組みになってしまっているのです。。
それに対し静岡市議会では、容リ法制定後の2003年(平成15年)に「・・事業者の責任において、回収、再商品化する仕組みの構築が必要となる・・」という意見書を、2007年(平成19年)容リ法改正施行後の2011年7月(平成23年)に「・・収集運搬・中間処理に係わる経費については事業者に一定の負担を課すこと・・」と更に踏み込んだ意見書を国会に提出しました。
当時静岡市を含め多くの自治体、自治体首長から国に対し意見書が上がりました。その成果として、同年年8月(平成23年)に「容器包装リサイクル法の役割分担を見直し、分別収集・選別保管の費用負担の在り方を検討すること」という請願が衆議院・参議院の環境委員会に於いて全会一致で採択されました。
容リ法の改正は、5年毎の見直しが規定されております。この今の時期にこそ容リ法の根本的改正のチャンスであると考えます。
最近の容リ法改正・拡大生産者責任の徹底を望む全国の市民団体、市町村議会は、今年2月12日現在1726万人、日本の人口の13.5%あたる108自治体であらたに意見書採択が進んでいます。
だからこそ、静岡市民である私たちも遅ればせながら静岡市議会に再々度の意見書採択を御願いしているわけです。
静岡市は「もったいない運動」の旗の下に3R、特に2R、つまりリデュース=発生抑制、リユース=再使用の促進を進めております。2008年(平成20年)レジ袋削減協定=レジ袋有料化協定を全国に先駆けて実施しその後のその枠を拡大し続け、レジ袋使用削減の大きな成果を上げて、レジ袋有料化によるレジ袋削減効果を実証しました。又今年は西ケ谷資源循環体験プラザの開所し、2R推進活動の拠点をスタートさせています。
私たちが今回意見書採択を求めている「拡大生産者責任」「レジ袋有料化の法制化」「2R推進、リユースの普及」は静岡市の環境廃棄物政策そのものであると思います。だからこその静岡市の思いを国会の法律改正へ向け発信していただきたいと思う次第です。
従いまして「容器包装リサイクル法」を改正し、発生抑制(リデュース)と再利用(リユース)を促進するための法律の制定を求め、静岡市議会から国に対して再度の意見書の提出を再々度していただきたいと御願い申上げます。
