近鉄あおなみ線に乗って、260円で、「名古屋競馬場駅」下車

ごみゼロ日記 静岡-名古屋入国管理局

名古屋入国管理局

ごみゼロ日記 静岡-名古屋入国管理局1


審判部門 窓口

ごみゼロ日記 静岡-名古屋入国管理局審判部門

面会窓口


ごみゼロ日記 静岡-名古屋入国管理局面会窓口



●●「人生初」名古屋入国管理局に行ってきました。●●

「START=外国人労働者・難民と共に歩む会」のYamamoto君が
最近、FAS(アジアを考える静岡フォーラム)の定例会に参加してくれるようになり
そのSTARTの活動を紹介してくれていました。
正直、感覚的に理解できないこともあり、まずは、彼らSTARTの活動現場で
その入国管理局に収容された「当事者への面会活動」を体験して見たいと思い、
それが、昨日11月1日実現しました。

面会の受付時間は月~金 9:00~11:00 13:00~15:00
その時間内に名古屋入国管理局1階にある面会窓口に行き
受付用紙に「受付相手の名前、国籍」「自分の氏名、住所、電話番号、免許書などの身分証明書番号」
などを記入し、身分証(免許書など)といっしょに窓口に提出、

何気なく、待たされ、受付から、面会OKの連絡を受け、受付用紙を返してもらい
5階の収容スペースにエレベーターで行く。
指定されたキー付のロッカーに携帯電話、カメラ、録音装置などを入れる。

少し待つと、5つくらいある面会所のひとつに案内され、
又、少し待つとその面会相手の30分間面会ができる。

面会中は職員が収容所側で一名が立ち会う。
その職員に話しかけることも可能で、ただし、「答えられません」と回答してくれた。
時間が来ると、収容所側から、面会時間終了のことを伝える別の職員が現れ
「面会終了」を促す。話しが続いていれば
何分間は、話しを延長しても実力で無理矢理面会静止することはなかった。

私は、10時8分着の新幹線でJR名古屋駅到着。
早朝、各駅停車の普通車で先に来ていたYamamoto君が
改札口で待っていてくれた。

近鉄あおなみ線に乗って、260円で、「名古屋競馬場駅」下車すぐ。
名古屋入国管理局へ。
2階の広い談話室みたいなところで、STARTのメンバーの一人から
今日の面会者との面会時の調査事項の説明を受けた。

結果的に、昨日の面会活動は、私がざっと見た感じで
午前中が、二組、午後、三組(実ももっと多かったと思う)が
収容当事者と面会している。

●面会活動の目的

面会活動は、世間話をするために面会するわけではない。
面会を通じて、名古屋入管にどれくらいの人が収容されているのか?
(公式には、収容期間は2ヶ月間となっているが、中には1年以上も収容されている人もおり)
それぞれ、何処の国の人が、どのくらいの期間収容されているのか?
最近1ヶ月で、何人の人が収容され、何人の人が出て行ったのか?
その内訳、仮放免、大阪などへの移送、帰国

収容者の状態、
特に、食事内容、医療待遇、生活上の不備、職員の対応
などを聞く等々・・・

正確にはわかりせんが、月に1階程度の全体ミーティングなどで
情報整理、今後の対策などをやっている様子がわかりました。

●「START=外国人労働者・難民と共に歩む会」のすごさ

昨日は、その面会活動以外に、審判部門の窓口(仮放免者審査、難民申請などを受け持つ)
に来訪する仮放免者にアンケート調査をやっていました。

昨日は、金曜日の平日にも関わらず、STARTのメンバーが10人以上も
名古屋入国管理局での活動に参加していたのです。
しかも、今週の面会活動は、3~4日はやっているそうです。

面会が終わり、Yamamoto君曰く
「立会いの職員の人がいつもより、緊張してました。壷阪さん(年配の)がいたからでしょう」
という。
STARTのメンバーのほとんどは学生で、面会活動者の年齢層は若い。
それならばと
「面会者が若いと収容者の信頼関係では、少し頼りないとおもうのでしょうか?」と尋ねると
「面会グループは、STARTだけではない。でも、STARTが一番信頼されているのは間違いない。
今年の4月、名古屋入国管理局に収容されている外国人が
処遇の改善を求めてハンストを行った時、面会グループの中で理解を示したのは
残念ながら、STARTだけだった。それ以来、収容者の皆さんはSTARTを信頼してくれている」
「面会活動をする一人々々は、若いですが、組織的に、連日面会活動をしているから
収容者からすると、若い個人ではなく、信頼できる“団体”なんです」
Yamamoto君の言葉には、力があり、説得力がありました。

三重の大学から来ている学生に聞いてみた。
「何故始めたのですか?」
「最初は、軽い外国人支援活動と思って参加しました。
もう2~30回は面会活動をしていますが、
その重要性は、やればやるほどわかってきました」
見かけは普通の若い学生。でも中味は責任感あふれるボランティアだった。

面会活動は、月~金の平日。
普通の民間人ではなかなか参加できない。
なんと頼もしい学生中心の若者集団だろうか!震えるほどの感動でした。

●私が聞いた収容所の実態

話しを戻します。
出入国管理法違反で収容された収容者の方は
名古屋入国管理局の5階にあるA、B、C、D、ブロック 
4階にある女性容ののE、Fブロックに収容されています。
ワンブロック20名~40名(不確か)
推定、200名以上おられうようです

一時的措置として、2ヶ月だけ収監されることになっているが
実際は、最大で1年以上の方も多いの現実のようです。

私が直接聞いた収容者さんからの意見です。

食事は、まずい、食べられたものではない、
例えば、ポテトサラダと言っても、生ゆでで硬い。
カレーと言っても、カレー粉が溶けずに、粉がそのまま
ソースが凍った状態だったり、
ご飯は、昼は、隙間だらけの少量、3時頃には、もうお腹がすいてしまうほど。
※以前は、ゴキブリなど虫、ビニール混入などがよくあったらしい。
シャワーは、お湯が出る(4月のハンストまでは水しか出なかった)
体の不調を訴えて、医者に見てもらっても、聴診器も当てもらえないことがある。
お金があれば、コンビニの食品を買うことができるが、冷たいまま。

面談者の一人は、は、オーバーステー(ビザ切れで、そのままいる)で
1年ほど働いていた。収容所を出たら、帰国を希望していた。
2ヶ月分の給与36万円が未払い。それをもらって帰りたい。
とのことで、Yamamoto君は、その相談にものっていて、
監督署を通して、告発しながら、経営者との交渉の代行もやっていた。

●STARTに期待する

心細い異国で、SARTの存在は、きっと大きなものだろうと思えた。
私は、やっと一日面会活動に参加(隣にすわって、少し質問しただけ)した、
しかし、Yamamoto君を含む、彼らSTARTは、日常的にこうした形で
在日外国人と向き合っている。

日本の入管行政のこと、難民申請がいかに難しいか?仮放免者の厳しい現実
をまず私たちはもっと知るべきではないかと感じています。

仮放免者の当事者の人、STARTの活動のことをもっと知ってもらえるために
静岡で、早い時期に講演会が実現できたらと、強く思いました。

2013年11月2日記 アジアを考える静岡フォーラム世話人 壷阪道也