


大地震・津波、そして原発の最大の被災地のひとつ 福島県いわき市を訪ねた
いわき市議会議員 佐藤かずよしさん http://skazuyoshi.exblog.jp/ の訴えで
靜岡市市議会議員まつや清さん、宮沢けいすけさんを中心に支援の輪が一瞬に広がり
「500ミリリットル24本入り192ケース」100万円を越える寄付金が集まり
それらの支援物資を届けながら、平行して両市議会議員が、いわき市に昨日(3月19日)
に入った。私は、偶然二人に同行することができた。
朝4時30分に静岡市発、東名高速道路・首都高・常磐高速で茨城県水戸市まで着く。
そこからは、国道6号線を北上し、11時30分頃いわき市役所小名浜支所に到着した。
その途中で見たものは、地震によって倒壊した塀、時々は家、がれきの山。
そして、交通量が比較的少ないと思われる6号線に突如、現れる交通渋滞であった。
つまり、最大何kmも続く車の渋滞(=ガソリンスタンドにガソリンを求める)であった。
しかし、街並みは、静かであり大きな被災地とまでは、感じられない。
それは、いわき市に入っても、同じようだった。
もちろん、それはまったくの間違いだった。
小名浜支所に到着して江尻善則小名浜支所長にお話しを聞けた。
震災時には、海岸より数km離れた小名浜支所まで大津波が襲ってきたという。
東北地方最大の工業都市である人口34万のいわき市は、
そのほとんどの大工場、事業所が閉鎖状態。
多くの市民は働き場所を失い、自宅待機、商店やスーパーには物資がなく
水道の復旧率も3割。
小名浜支所も含め、いわき市役所は職員総出で対応するも焼け石に水状態だという。
しかし、支援物資が届かない。
大きな石油タンクがあるにも関わらず、オペレータがいないため
目の前のガソリンも市民が買うことができない。
理由は、地震による被害だけではなかった。
福島第一原発による「風評被害」である。
物資が郡山まで来ても、いわき市には来ない。
原発が数十km離れた距離にあるからだ。
津波によって、一瞬に壊滅した海岸沿いの集落。
漁港、工業地帯。そして避難所。
佐藤市議会議員に被災地の一部を案内してもらった。
6号線沿いの風景とは、180度違う大震災の被災地そのものだった。
理屈抜きに、やがて発生するかもしれない東海大地震の後に
靜岡市そのものの姿を連想した。
浜岡原発から数十km。同じことが起こるかもしれない。それ以上かもしれない。
佐藤さんを始めとするいわき市の苦悩を靜岡市民として
どう受け止めるべきか、考えながらの帰途だった。
地震・津波・原発 福島県いわき市は明日の靜岡市だ! 2分39秒
http://www.youtube.com/watch?v=a2byWIbgjB0
地震・津波・原発 福島県いわき市は明日の靜岡市だ!2 3分24秒
http://www.youtube.com/embed/Gfv-q4B8kE0
<参考>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E5%B8%82
●いわき市- Wikipedia より
<いわき市に工場・拠点を置く主な企業>
荒川化学工業(小名浜工場)
アルプス電気(小名浜工場、平工場)
エーピーアイコーポレーション(いわき工場)
エステー(福島工場)
FDK(いわき工場)
オカモト(福島工場)
オルガノ(いわき工場)
クリナップ(四倉工場、湯本工場、鹿島工場、鹿島システム工場)※クリナップ創業者の井上登は、いわき市出身。
クレハ(生産本部いわき事業所)※2005年(平成17年)9月30日まで、呉羽化学工業錦工場。2005年(平成17年)10月1日から、現社名に。2007年(平成19年)3月31日まで、クレハいわき工場。
第一三共(プロファーマ)(小名浜工場)
あすか製薬(いわき工場。小名浜臨海工業団地)
ニチハ(いわき工場。小名浜臨海工業団地)
日産自動車(いわき工場。小名浜臨海工業団地)
日本化成(小名浜工場)本店所在地。
日本製紙(勿来工場)
三菱マテリアル(いわき製作所)
マツダ(東北地区の物流拠点)
メルク(小名浜工場)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000073-jij-soci
風評被害で機能まひ=進まぬ復旧「安全と伝えて」―屋内退避圏、いわき市長が訴え
時事通信 3月19日(土)14時32分配信
「大地震に大津波、原発事故に風評被害。こんな場所は世界中でいわきだけだ」―。東日本大震災に伴う福島第1原発事故は、周辺自治体の生活にも深刻な影響を与えている。約34万人と県内最大の人口を抱え、市内の一部が屋内退避対象地域に指定された福島県いわき市の渡辺敬夫市長が電話取材に応じた。
いわき市の放射線量は健康に影響がないレベルだが、対象地域と報じられて以来、物資が届かなくなった。水道はほとんど回復せず、食料やガス、医療資材などが不足する厳しい状況だ。「運転手が嫌がって日立や郡山で物資が止まってしまう。物流だけでなく行政機能もまひしてしまった。復旧にまったく手が出せない」
国に訴えかけ、枝野幸男官房長官が会見で「いわき市は安全」と発言して以来、少しずつ物資は届くようになったものの、「運送会社に病院関係者、市の業務を請け負う企業まで怖がって出て行ってしまった。復興だけに全力を挙げたいのに」と嘆く。
「何も説明はなかった。ある日いきなり地図上に線を引かれた」。市内の一部が屋内退避対象地域に指定された際の状況をこう話す。国や東京電力からの説明はなかったといい、「正確な情報を何一つ流してくれない」と憤りを隠さない。
「いわき市は安全だと国や県に言ってほしい。そう言えないのなら、避難指示を出してくれ」と訴えた。