皆様 ゴミゼロフェスタが近づいて来ました。
リユース(再利用)の輪を広げたい。今日はビンのお話です。
P箱が足りない! ~一升瓶の再利用の輪の危機~
今日は、(2010年9月20日)
全国ビン商連合会副会長 静岡県びん商組合理事長
三橋 巴さん
空き瓶問屋 川崎商店 川崎 實 さん
その後継者の息子さん
の3人と2時間ほど、交流意見交換会を開催しました。
お酒や焼酎の1.8Lの一升瓶が紙パックに入れ替ったり
ビール瓶が、缶ビールになったり、急速にリユース(再利用)が
後退していっているのを感じている今日この頃。
「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワークのHPに大きく掲げるスローガンが
さらばペットボトル、戻って来い一升瓶
ビールを飲むならビンビール、特別キャンペーン中
を10年前から掲げている。HP開設2000年7月
今日いただいた資料によれば、
一升瓶が衰退したのは、ここ数年にも急速に起きていたようだ。
日本酒用一升瓶出荷量>酒類食品統計月報より
1995年度 4.06億本
2000年度 2.44億本
2005年度 1.48億本
2007年度 1.30億本
2008年度 1.14億本
ビン商というお仕事は、
酒屋さんから、空瓶を引取る(買い取る)、行政回収のビンの中から、生きビン
を買い取って、
洗ビンメーカーなどに売る。
ご存知のように、酒販売の自由化で酒屋さんは壊滅状態。
安売りのスーパーや、コンビニなどではビンは引取ってくれない。
そもそも、ビンを見つけるのも大変な時があるほどである。
国レベルでのデポジット製の確立や、容器包装リサイクル法の
改正などが求められているまでは、わかっていたのだが…
一升瓶を守るために、リユースビンの文化が必要だからと
私は、多少高くても、近所の酒屋さんから大好きな焼酎を一升瓶で
買い続けていた。
しかし、その酒屋さんも廃業。
それでも、スーパーなどでは、紙パックのものはほとんど買わないでいた。
返す場所が酒屋さんではないが、行政回収のビンを出していた。
せめて、そうすることが大事だと思っていたが
事態は、それよりも厳しいことが今日初めてわかった。
例えば、静岡市内で行政回収で集められた
一升瓶は、靜岡市葵区冨厚里にあるリサイクル協同組合に運ばれる。
靜岡市の川崎商店さんは、そこで集められた
一升瓶を有償で引取るのだが、
たとえキレイな一升瓶でも、洗ビンメーカーに渡さないで
しかも、大量に破壊処分しなけばならないことがある
というのだ。
つまり、
運ぶためのP箱が足りなくなって、運べないことがあるからだそうだ。
一升瓶は、運ぶ時はP箱(6本入りのコンテナ 下記写真)

ごみゼロ日記 静岡-P箱


に入れて、何段にも積重ねて大量に大型トラックで運ぶ。
大量に運ばなければ、安いビンの運賃すら出ない。
ところが、今P箱が全国的に足りなくなってきているのだ。
理由は2つ
1.元々は酒メーカーは、一升瓶の出荷はこのP箱に入れて出荷していたのが
出荷量の減少の中で、段ボール箱出荷に切り替えたメーカーが増えてきていること。
2.P箱は、市場価格はゼロ(ビールのケースはメーカーの有料引取り)
  せっかくのP箱があっても酒屋さんなどからビン商に戻ってこない。
都合、ビン商は無料なはずのP箱をお金を出してでも確保しなければ
ならなくなり、益々ビン商の経営は厳しくなっている
悪循環だ。
他にもいろんな話しを聞くことができたのだが
又の機会に紹介したい。
川崎商店の後継者の息子さんが、
ビンは新ビンは70円もかかる。
集めた消費者が10円もらい、それを扱う酒屋さんが10円、
ビン商が10円で、つまり
酒メーカーは30円払って使用済みビン買う。
それでも70円の新ビンを買うよりは得なのだから
そんな地域統一ビンができないものか??
と夢をかたってくれた。
10月には、富士市の三橋さんのところの見学も決まった。
今日のたった2時間の交流だったが、ゴミゼロ仲間6人と3人の方の
との充実した時間だった。
<参考>
日本P箱レンタル協議会 http://www.rental-p-hako.jp/

全国びん商連合会  http://www.zenbin.ne.jp/
----------------------------------------------
第11回ゴミゼロフェスタ(2010年10月3日(日))
http://gomizeromirai.dokkoisho.com/gomizerofesta.htm  
http://www.at-s.com/bin/even/EVEN0030.asp?event_no_i=M482031282