3/3はある会議が予定されていたのだが、偶然中止。
テレビ番組表から、高遠さんの番組を発見!下記をクリックしてください。
(壷)
http://flvr.pandora.tv/flv2pan/flvmovie.dll/userid=gomizero00&prgid=37273408

3月3日(水)19時30分~NHKクローズアップ現代
終わらぬイラク~高遠菜穂子さんの6年~

2004年、自己責任論争を巻き起こしたイラクでの高遠菜穂子さんらの人質事件。
あれからおよそ6年、日本人の中からイラク問題が忘れられていく中で、高遠さんは、



ひっそりと、しかし絶えることなくイラクへの支援を続けてきた。
アメリカ軍も撤退に向けて動き出す中で、イラクの治安はいまだ回復していない。
ブッシュの戦争への支持を真っ先に打ち出した日本。
事件後の自らへの報道を思い出すといまだにトラウマで激しい不安に襲われるという高遠さん。
しかし今、「日本人と向き合いたい」と考え、初めてカメラの前で自らの心のうちを明かした。
イラクの隣国ヨルダンを拠 点に続けている彼女たち民間レベルの支援の現場を取材、



また高遠さんへのロングインタビューで、人質事件、
その後の6年、そしてなぜいまなお支援を続けるのか、その思いを聞く。
(NO.2856)
スタジオゲスト : 江川 紹子さん (ジャーナリスト)

高遠菜穂子さんのホームページ
イラク・ホープ・ダイアリー http://iraqhope.exblog.jp
*********************************************************
●5年前の私の高遠さんの講演を聴いての記事です2005.1.27記(壷)
--------------------------------------------------------
「自己責任」言葉の本来の意味は、大切な言葉だと思う。
しかし、当時使われた「自己責任」とは、海外の弱い命のことを考えて
身体をはって、支援したら、日本国は責任を取れないから……という意味だった。

日本中がオリンピックで湧いていたこの2週間も
イラクでは、毎日のように自爆テロが起き、
アフガニスタンは、NATOの誤爆も含め、良し悪しは別にタリバンは力を
つけてきた。アフガンのベトナム化も思わせている。
隣国パキスタンも毎日がテロと戦争のうずのように思える。
その中で、勇気を奮って支援活動をすれば
「死ねば英雄」「生きて、人質になれば、自己責任」
何という価値観の国=日本だろう。

高遠さんのことは、日本の生き方を教えてくれていると思う。
ちょうど5年前高遠さんが、来静して講演してくれたことを
勝手連通信に私は書いていた。(壷)
------------------------------------------
勝手連通信2005.1.27 No.627
高遠菜穂子さんが静岡にやって来た!
------------------------------------------
●1/27新春平和のつどい  高遠菜穂子さん イラクの平和を語る
★日時 1月27日(木)午後6時30分~
★会場 静岡産業経済会館 (静岡市中町・日赤病院横)

に参加してきました。

「どうしても、イラク人のことは嫌いになれない!」と泣き崩れ、
その後、しばらくマスコミの前に登場しなかった高遠さん。

やや遅れて行った会場は超満員!やっぱり。
運良く、高遠さんの目の前に席に着けた。
90分間の話しはあっという間だった。
プロジェクタとビデオを交えたイラク現地の話し。

「武装勢力、スンニトライアングル、アルカイダ…」私たちが知っている言葉は
知っていると思っていたイラクの常識はやはり間違っていた。

語られた多くは、米兵のイラク住民への虐殺行為の数々。
3度のイラク滞在と、それ以降のヨルダン滞在から得た、生情報ばかりだった。

言葉の通じない、米兵が空に向って威嚇射撃をして、「止まれ!」と叫ぶ。
イラク住民には言葉も意味も通じない。逆に歓迎しているようなサインにも写ると…
恐怖におびえる米兵は、水平撃ち。
犠牲者が、被害者が外国武装勢力の侵入に拍車をかける…

まったく予想すらできなかったあまりにも残酷な話しが機関銃のように
放たれた。
うまく、感想が書けない。
泣き崩れ、ノイローゼ気味のあの高遠さんは、どこへ行ったのか?
私は自問自答していた。

あの拉致拘束事件の前に高遠さんは単身3回もイラクへ乗り込んでいた。
常識以上にとても強い女性だからできたこと。
今日の力強く冷静な話しも、そんな彼女だから、私たちに与えてくれたのだ。

その力強い彼女を無口にしたあの事件とは、日本とは何なのだろう?

とにもかくにも、講演の終了後、彼女にお礼を言った。
そして、彼女のHPの存在を教えてもらった。
リアルタイムのイラク情報を伝えたいと彼女は強く主張していた。
まさにそんなHPのようだ。
まだ、よくは読んでいないが、一見の価値有りだ。(壷阪道也)

高遠菜穂子さんのホームページ
イラク・ホープ・ダイアリー http://iraqhope.exblog.jp