何人かのご意見も伺いながら、専門外ではありますが
「公共事業の価格の決め方」について、調査研究したことをまとめました。
税金の使われ方を考える上で大事なことだと思っております。
この報告が、今後の地方自治のあり方などに役に立てばと願っております。
2009年8月9日 壷阪道也
清水駅東地区文化施設整備事業の成立過程から考える
公共事業の入札予定価格の決め方!?
A4版16ページ PDFファイル1412kb
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/5469/siryou/090809pfikakaku.pdf
ひとつの公共施設が市民、県民のためのとして建設されることが、過去にもこれからも当然貴重な税金を使って行われたし、行われるだろう。「その施設は、①本当に必要なものか?②その規模が適切なのか?③その場所でよいのか?」という必要性・規模・場所の適正という3の観点が、公共事業の良し悪しを論議する判断基準であると思っていた私には、この事例はショックな出会いであった。もう一つの視点「その価格が適正かどうか?」に気づかされたからである。ここ2~30年比較的物価の安定期が続いていたが、昨年からの石油製品をはじめとする物価の乱高下の中で起きたこの整備事業の過程。私は、今後もさらに起こりうる物価の不安定さの中、貴重な税金の支出の大元である「公共事業の価格の決め方」に対して、一つの警告になればと思い、記録として、皆様に公表したいと考え、このレポートを完成させた。
<要約>公共事業の入札予定価格の決め方!?
●資材物価高騰を理由に半年で93億円から120億円に跳ね上がり、無競争で単独グループが契約
「清水駅東地区文化施設整備事業」が93億円の入札価格で、公募がゼロだった。そこで静岡市は資材物価高騰を理由でたった半年で入札価格を120億円に大幅に変更した。そのうち建設費は実に4割も増やした。静岡市は、資材が高騰したからだと言うが、その根拠となる建築費指数や、企業物価指数は、せいぜい1割程度上昇しただけだった。
だが、建設費を4割も上げたにも関わらず、入札に応募した企業は本命企業グループ一つだけで、無競争の高値?で契約が成立した。09年4月の静岡市議会での承認の議決をした際には、高騰した資材価格は、元にもどっているのに。
私は、何故4割も価格を引き上げたのか?情報公開請求などを通して、その事実を担当課=文化振興課に確かめた。「最初の価格が異常に安過ぎたから、今一度同規模の建設単価を調査して、約2割あげ、その上に物価上昇分1割を足し、削減率の計算で5%下げた」から約4割上がったという。
その当初価格を決めるにあたって、三菱UFJをコンサルタントとして雇い、この事業に参加するかどうかの意向調査を11社に実施し、概ね数社からの参加希望の意向を確かめていた。(静岡市議会の答弁)しかし、資材は1割あがったが、価格は4割もあがったのだから、普通なら応募あるはずなのに、その数社からの応募はなかった。
●コンサルタントがいい加減なのか?談合があったのか?
私の推論としての結論は①「本当に最初の価格が安すぎたのなら、いい加減な意向調査を実施し、適当に古い資料をもとに、自分で調べもしないで予定価格を決めさせた三菱UFJの問題を静岡市は強く追及すべき」②「企業側からの意向を聞いて、お手盛りで価格を4割上げたのなら、静岡市を巻き込んだ官製談合の臭いに結びつく。」③「PFI事業の仕組み(企業グループ・一括請負制)が参加希望企業の応募を阻むものがあるのではないか?」という3通りのものは浮かんできている。
一方並行して、南部給食センター建設運営事業がPFI事業として、公募がおこなわれたが、今回の事業を契約したS企業グループは、入札直前で降板している。何かが臭っては来るのだが。
●PFI事業とは、何ものか?
VFM(=PFI方式により、経費削減など住民利益)が本当に生まれるのか?少なくとも日本型PFIに言葉に数式、言語に踊らされていないのか?そんなことも暗に考えていただきたいと考えています
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清水駅東地区文化施設整備及び維持管理・運営事業
http://www.city.shizuoka.jp/deps/bunka/east-shimizu-st_bunka-shisetsu.html
靜岡市の資料は上記から収集しました。
公共事業の入札予定価格の決め方!?
A4版16ページ PDFファイル1412kb
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/5469/siryou/090809pfikakaku.pdf
ひとつの公共施設が市民、県民のためのとして建設されることが、過去にもこれからも当然貴重な税金を使って行われたし、行われるだろう。「その施設は、①本当に必要なものか?②その規模が適切なのか?③その場所でよいのか?」という必要性・規模・場所の適正という3の観点が、公共事業の良し悪しを論議する判断基準であると思っていた私には、この事例はショックな出会いであった。もう一つの視点「その価格が適正かどうか?」に気づかされたからである。ここ2~30年比較的物価の安定期が続いていたが、昨年からの石油製品をはじめとする物価の乱高下の中で起きたこの整備事業の過程。私は、今後もさらに起こりうる物価の不安定さの中、貴重な税金の支出の大元である「公共事業の価格の決め方」に対して、一つの警告になればと思い、記録として、皆様に公表したいと考え、このレポートを完成させた。
<要約>公共事業の入札予定価格の決め方!?
●資材物価高騰を理由に半年で93億円から120億円に跳ね上がり、無競争で単独グループが契約
「清水駅東地区文化施設整備事業」が93億円の入札価格で、公募がゼロだった。そこで静岡市は資材物価高騰を理由でたった半年で入札価格を120億円に大幅に変更した。そのうち建設費は実に4割も増やした。静岡市は、資材が高騰したからだと言うが、その根拠となる建築費指数や、企業物価指数は、せいぜい1割程度上昇しただけだった。
だが、建設費を4割も上げたにも関わらず、入札に応募した企業は本命企業グループ一つだけで、無競争の高値?で契約が成立した。09年4月の静岡市議会での承認の議決をした際には、高騰した資材価格は、元にもどっているのに。
私は、何故4割も価格を引き上げたのか?情報公開請求などを通して、その事実を担当課=文化振興課に確かめた。「最初の価格が異常に安過ぎたから、今一度同規模の建設単価を調査して、約2割あげ、その上に物価上昇分1割を足し、削減率の計算で5%下げた」から約4割上がったという。
その当初価格を決めるにあたって、三菱UFJをコンサルタントとして雇い、この事業に参加するかどうかの意向調査を11社に実施し、概ね数社からの参加希望の意向を確かめていた。(静岡市議会の答弁)しかし、資材は1割あがったが、価格は4割もあがったのだから、普通なら応募あるはずなのに、その数社からの応募はなかった。
●コンサルタントがいい加減なのか?談合があったのか?
私の推論としての結論は①「本当に最初の価格が安すぎたのなら、いい加減な意向調査を実施し、適当に古い資料をもとに、自分で調べもしないで予定価格を決めさせた三菱UFJの問題を静岡市は強く追及すべき」②「企業側からの意向を聞いて、お手盛りで価格を4割上げたのなら、静岡市を巻き込んだ官製談合の臭いに結びつく。」③「PFI事業の仕組み(企業グループ・一括請負制)が参加希望企業の応募を阻むものがあるのではないか?」という3通りのものは浮かんできている。
一方並行して、南部給食センター建設運営事業がPFI事業として、公募がおこなわれたが、今回の事業を契約したS企業グループは、入札直前で降板している。何かが臭っては来るのだが。
●PFI事業とは、何ものか?
VFM(=PFI方式により、経費削減など住民利益)が本当に生まれるのか?少なくとも日本型PFIに言葉に数式、言語に踊らされていないのか?そんなことも暗に考えていただきたいと考えています
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清水駅東地区文化施設整備及び維持管理・運営事業
http://www.city.shizuoka.jp/deps/bunka/east-shimizu-st_bunka-shisetsu.html
靜岡市の資料は上記から収集しました。