思い込んだら、重いコンダラ…より「想いコンデレ!!コンクールデレガンスお手伝いしてきました。 | 自動車コラムニスト中込健太郎のブログ『込氏のブログ』

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自動車ライターですが、最近はノリで買った積載車が忙しく、レッカー・搬送、搬入搬出、自動車何でも屋みたいになっております。自動車絡みだったりじゃなかったりの日々を綴ります。

ゴブサタしております。
暑い日が続いてますが、熱中症大丈夫ですか。
小生としてはクルマ馬鹿を熱中症のせいにできるので
なんだかむしろ過ごしやすい、そんな風にも思うのですが、
もう先週の週末ですね。
横浜美術館を中心に
「コンクールデレガンスジャパン2013」が開催されました。

Facebookのコミュニティでだれかお手伝いする人いませんか?
という呼びかけがあり、「クラシックカーにちーかよれーるー♪」
と二つ返事で「ぽちっとな」参加表明。
行ってまいりました。

コンクールデレガンス…
自動車の趣味にもいろいろありますが、
これはどちらかというと「愛でる」タイプの自動車趣味
と言えるでしょう。

そもそも、「俺の馬車には馬がいらないんだぜ!!ワイルドだろー?」と
その特異性を誇示するところから自動車の発展はしてきたわけで、
そうなれば、「俺も!」「俺も!」とほどなくして集まったクルマたち
次にすることと言えば「自動車レース」でしょう。
速度を競うというのはある種非常にベーシックな起こりの自動車趣味だといえるでしょう。
それに対して「コンクールデレガンス」はそのボディの美しさ、その車のアピアランスの放つ息吹
そういうものをじっくり愛でる。
奇妙なもので、動いてなんぼの自動車、その外観にこだわりだすというのは
ある程度速度の追求、性能の追求が進んだうえでこそ起こりうること。
自動車文化が成熟した証のようなイヴェントと言えるのではないでしょうか。

自動車産業では世界を引っ張る一つの勢力になっているかもしれない日本、
こうした分野は比較的まだまだ最近になって、という感じかもしれませんね。
エントラント(出品車)もこの会合自体も、そういう意味では情操の観点で
大切な自動車に関するイヴェントなのでしょうね。
個人的には大好きだし、私自身、もっとこういう分野を自動車大国だからこそ、
手厚くサポートしていってもよいのではないかとおもったり。

新車販売台数を伸ばすだけの制度、税制ばかりではなく、
一定の基準を設けて、
例えば初度登録後25年以上前のクルマで普段のアシに使っていないクルマは
年間3回以上のイベント参加を条件に税制優遇する、とか。

今回も大いに盛り上がらずにはいられない体験、
いろいろな気づきがありました。

■7月19日午前6時 横浜美術館正門わき集合!

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早!!久しぶりですよこんなに早く起きたの。
ノートくんですっ飛ばして30分ちょっと。
良かった間に合った。集合したらすぐに搬入のお手伝いです。

世界的に見ても貴重な車が自分の目の前を…
そして私自身も・・・押している。
やたらめったに押せないわけです。
骨格から梁で固定されているだけのパーツもあり、
そんなところを押したら、車重が反作用で加わり
簡単に曲がってしまいます。

タイヤを手で転がしてみたり、バンパーの付け根の
コアサポート(昔のクルマもちゃんとありますよ)
を押したりします。

中にはつーっと自分でエンジン駆けて走ってくるクルマも。

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しげるさんのロールス・ロイス
・・・あ、吉田茂さんね。
「点火時期調整」とかシールが貼ってあったり。
ロード トゥー ローマ
ならぬ
横浜新道 to 大磯、
このクルマで走るために作られたのかしら。


その前にいるのがアルファロメオTZ3
特別なルートで特別な方にだけ割り当てられた9台のみ生産された
車のうちの一台。

仲良く待機中です。

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この手前のベントレーもきわめてコンディションが良く、
現代のクルマに負けず劣らず精緻なアイドリング。
流石ベントレー、クラシックカーを買うなら
ロールスかベントレーという意味、痛感する一台ですが
ここでは「タッカー」
映画にもなりました。
リアにフラットシックスを搭載。
車両のサイズからするととても小さなエンジンが乗っていました。
優雅で、そしてスポーティー。
この勇ましいエンジン音を置き去りにするかのような演出も
あるいはこのクルマの売りだったのではないか。
素敵な車、そして、やはり見るとその感動は計り知れませんでした。

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最後はこのローラを押して所定の場所に設置。

■初日は12時から一般公開。・・・クルマ以上に嬉しかったもの。

仮にも一スタッフとして参加させていただき、
私が嬉しかったもの。
それは観客の声援や歓声です。
我々にではないです。でもこのランボルギーニなんかそうですが…


ミウラ、名車です。
これを見て、子供たちが「ランボルギーニだ!!」
他にも「ポルシェ!」「アルファロメオ」と大きな声で叫ぶのです。

奥様に「昔はこのクルマ憧れだったんだよ」なんて話しかける紳士。
一緒に写真を撮っていただけませんか?なんて声を掛け合っているご婦人・・・

「クルマ離れ」なんて全然ないじゃないか!!
そう思ったものです。なんだかそういう風に行って、
リリースする車のしきい値を下げようとする
そんなエクスキューズ、あるいは「必要悪」みたいなものだな
と思いました。

まあ、そんな斜めの見方ばかりではなく、
大事なのは、こうして一堂に会す機会をもっと作ること。
そしてそれを見て感じたものがある人が、かっこいいねえ♪
素敵だね♪友達と喜びを分かち合う、
そんなひと時がもっとたくさんあったらいいのではないか。
そんなことを思ったりしました。
もっと言えば、このご近所の方が近くを通りかかった時に
こんなクルマたちがあって、そんなものにふと
「いいなあ」と思ったらそれでよいのではないか。
感性を刺激するそんなたたずまいのクルマたち、
そんなクルマが漂う街づくり。

コンクールデレガンスだから一番を決めるのだけれど
それは実は全体のイベントの社会的意義としては
どうでもいいのであって、
このクルマと出会ってしまった歓び。
そんなことがもっともっとたくさんあればいいのに。
そんなことをふと思ったものでした。

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■7月20日21日は、ずーっと「駐車場入り口で誘導」

赤レンガ会場でも連動したイベントがあって
20日はランボルギーニが大集合。
21日はさまざまなショップが出品してクルマで大盛り上がりの週末でした。
会期中は
フェラーリ、ランボルギーニ、
マセラティ、ベントレー、ロールスロイス、アウディといった
普段なかなか出会う機会の少ない高級車の試乗会も開催されていました。
私の役目はというと
そんなクルマたちと、市営駐車場の入り口で見分けて、奥でスムースに
分かれて入庫できるよう案内することでした。

車高がぎりぎりのクルマはハンドルを切るタイミングを手前で見ていて
合図を出してあげたり、渋滞が起こりそうなときは、
優先してベントレーとランボルギーニだけ入れて、奥から出てくる
トラックを止めて・・・と、久しぶりに自分の有する
「「車種判別能」はしかし、たけている。そして使える!」
なんて自己満足したものです。


みんな釘づけ!!


ヤヴァイ車も多数・・・


このXmが中でも・・・
ご縁がありますようにww

そんな中気づいたこと。
フェラーリカリフォルニアは「使えるクルマ」だということ。
ロードクリアランスがしっかり取られていて、傾斜縁石のようなところでもかなり
顎をすることは少ないと思われる点。
そこへ持ってきて4シーター、オートマチック、リトラクタブルハードトップ・・・
要は耐候性の高いオープンカー・・・な『フェラーリ』

私は正直出たばかりの時
なんでもOKなフェラーリ、ちょっと俗っぽくて安っぽいのではないかと
思ったりしていました。しかし、これなら全く不安なく普段使いにも耐えられるでしょう。
毎日の相棒がフェラーリ。これが実現できる懐の深さ。
それはこのクルマの大きなアドヴァンテージではないだろうか・・・
2日間誘導していて、このクルマの危なげない出入りを見ていての所見です。
もっとも、新車価格的には、全然身近ではない点は相変わらずで、
自分にはそうご縁のありそうな話でもないのですが・・・

■夢が覚めるよう・・・搬出。

最後21日の18時が過ぎると、一斉に搬出を開始。
一台一台横浜美術館から去っていきます。
自走で降りていく車、
やはりサポートで手を添えてあげてトラックに積み込む車。
なんだか暗がりのみなとみらいのテールライトの光を見ていると
自然と『3日間ありがとう』と思い
なんだかとても楽しい夢が覚めていくようでした。

またこんなイベント参加出来たらいいなあ。
クルマ離れを食い止めるのに、恣意的なことは何もいらなくて
真心でクルマを愛でる心、それによる歓びを仲間と
分かち合っていくこと、そんなのが大事だな・・・
3日間のお客様の反応や、一緒に入ったお手伝いスタッフ仲間
との時間を振り返るとそんなことを思ったものです。


持っていても持ってなくても、
クルマに詳しくても詳しくなくても。
好きでも好きでなくても、
車を囲んでいろんな愉しいこと出来たらなあ・・・
そう思ったコンクールデレガンス。
参加できて、本当によかったです。

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