自慢という欠落 | ゴミリンのブログ

ゴミリンのブログ

文章のボツネタを掲載

ある風俗嬢が自分の自慢ばっかりしていた。


その風俗嬢は自称23歳。
昼間は会社の仕事をして、経営を任されていた。
資格は、フラワーコーディネータ、建築関係の資格や
介護の資格をもっているという。
将来は、自分でお店をもちたいという。
その為に、今は頑張っているとのこと。


自分はきわめて優秀で、将来が有望だとしきりに言ってた。
しかし、軽薄なしゃべり方で知識がないのは一目瞭然なので
腹もたたず、突っ込まなかった。


聞いていて、こんなに可哀そうな人はいないと思った。
スゴイね、とものすごく言ってほしいのだ。
褒めてほしいのだ、愛情に飢えている。

そして、この世界に生きていない。
現実の世界に生きていない。


ホストと風俗の往復をしているかのような女性で
彼女の幻想に必死にしがみついて生きているのだ。
見ていて痛々しく苦しかった。


愛されて育っていないものは自慢する。
自分を大きく見せようとする。
スゴイねと言ってもらいたいのだ。


自分を大きく見せることで、賞賛がほしいのだ。
10代、20代前半はいいが、それ以降になると
憐れな人に見えてくる。


こういう人は、理想と現実のギャップが激しいに違いない。



現実を突き付けらる瞬間はいずれやってくる。
等身大の空っぽの自分を自覚せざるを得ないときがやってくる。
受け入れようとするとき、激しい心の痛みが伴う。
今まで築いた自分が音をたてて崩れ落ちる。
そこで必死に幻想にしがみつくのだ。



これで、神経症を患いながら、痛い昔話をする女性になる。



何かを誇示すること、それは欠落を意味する。
誇示していることに注意を向けて、それは欠落しているのだと
まずは目を背けたくなるような現実を直視するほかないんだよな。